とれたての短歌です。

とれたての短歌です。

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1989年05月11日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
112
ISBN:
9784041754016
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とれたての短歌です。

  • 著者 浅井 慎平
  • 著者 俵 万智
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1989年05月11日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
112
ISBN:
9784041754016

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「とれたての短歌です。」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 孤独のコの字、一人のヒの字、漢字だと一文字きりの色づく想いをときほぐしたら、ふとかなしくなる。会いたいな、と思う。重ならないスケジュール、電話越しの声、通話が切れる音が耳に響いて、もっとさびしくなった 孤独のコの字、一人のヒの字、漢字だと一文字きりの色づく想いをときほぐしたら、ふとかなしくなる。会いたいな、と思う。重ならないスケジュール、電話越しの声、通話が切れる音が耳に響いて、もっとさびしくなった。ただ甘くてふんわりした気持ちだけではいられない。二週間先の約束がうれしくて待ち遠しくても、たったコーヒーふた口ぶんの待ちぼうけで震えそうになる心。店を出て別れたら、交わしたことばも夜にとけて、きっとくるしくなるんだろう。それでも、あなたの二歩をわたしは三歩で追いかける。六歩ごと、となりに並べるアンダンテ。 …続きを読む
    ちはや@灯れ松明の火
    2014年02月14日
    59人がナイス!しています
  • こんなに短い言葉なのに、私の知っているいろんな場面やいろんな気持ちが次々に浮かんで揺さぶられるのはどうしてだろう。こんなふうに思いを言葉にできたらなんて素敵だろう!短歌、いいなぁ。こっそりつくってみた こんなに短い言葉なのに、私の知っているいろんな場面やいろんな気持ちが次々に浮かんで揺さぶられるのはどうしてだろう。こんなふうに思いを言葉にできたらなんて素敵だろう!短歌、いいなぁ。こっそりつくってみたくなりました(笑)瑞々しい写真が言葉と溶けてやさしく印象に残る一冊。 …続きを読む
    kiisuke
    2016年05月16日
    43人がナイス!しています
  • 和歌や短歌と言うのは祈りや願いの表現から始まり、気持ちや思いの発露につながっていくのでしょう。思いの発露、これは女性が仮名でつくるときに、その芸術形態の素晴らしさがはっきりします。それを気付かせてくれ 和歌や短歌と言うのは祈りや願いの表現から始まり、気持ちや思いの発露につながっていくのでしょう。思いの発露、これは女性が仮名でつくるときに、その芸術形態の素晴らしさがはっきりします。それを気付かせてくれたのが俵万智で、彼女の創作は短歌に新しい息吹を感じさせました。本質を変えることなく、今の気持ちを今の言葉で表現して、すうっと読み進んでしまうくらいに洗練された音と拍子は、嬉しい、悲しい、切ない、楽しい気持ちがかくれんぼしていて淡い味わいの風味は絶品。何度も何度も口にのせて声に出して読むべき歌の数々です。 …続きを読む
    井月 奎(いづき けい)
    2016年05月12日
    28人がナイス!しています

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