土地狂騒曲

土地狂騒曲

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

label
  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1993年08月06日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
272
ISBN:
9784041713051
label

土地狂騒曲

  • 著者 津本 陽
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1993年08月06日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
272
ISBN:
9784041713051

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「土地狂騒曲」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 著者自身の土地取引の体験に基づく物語。時代は公共工事が増えだした昭和30年代の後半で、主人公の善次郎は500万の資産を元手に、たった3回の土地取引で莫大な利益を手にする。しかしこれは、法務面に精通し慎重な性 著者自身の土地取引の体験に基づく物語。時代は公共工事が増えだした昭和30年代の後半で、主人公の善次郎は500万の資産を元手に、たった3回の土地取引で莫大な利益を手にする。しかしこれは、法務面に精通し慎重な性格の善次郎だからできたことだ。兄の小弥太が住宅地やゴルフ場の開発に手を出して頓挫してしまったように、土地に絡む欲望を制御できないと取り返しがつかなくなる。土地取引は政治家、地元組合、あくどい地面師などの欲望ややっかみが絡んでくるドロドロした世界。こんな裏側を知ることのできる興味深い作品だ。 …続きを読む
    まつうら
    2022年04月20日
    30人がナイス!しています
  • 時代モノのイメージしかない著者だが、かつて不動産関係の仕事をしたいたから書いたらしい。昔も今も土地投資に熱狂していた人達がいたんだ。戦後からオイルショックごろまでの話だが、色々参考になった。やはり不動 時代モノのイメージしかない著者だが、かつて不動産関係の仕事をしたいたから書いたらしい。昔も今も土地投資に熱狂していた人達がいたんだ。戦後からオイルショックごろまでの話だが、色々参考になった。やはり不動産売買は水モノかな。最終的に高値で買わされてババを引く人がいる。熱狂していると忘れちゃうけど。 …続きを読む
    oanchan
    2024年09月27日
    1人がナイス!しています
  • 歴史小説の大御所が土地売買をテーマにした小説を書いていたとは。解説によると主人公のモデルは本人のようなので、そうすると実際の奥さんも小説通りサラリーマン時代の上司の奥さんだった人なのかも。こういうのは 歴史小説の大御所が土地売買をテーマにした小説を書いていたとは。解説によると主人公のモデルは本人のようなので、そうすると実際の奥さんも小説通りサラリーマン時代の上司の奥さんだった人なのかも。こういうのはあるけどドロドロしたストーリーはなく欲を抑えることで成功する、みたいな話なのである意味安心してサクサク読める。 …続きを読む
    RS
    2019年10月23日
    1人がナイス!しています

powered by 読書メーター

この著者の商品

最近チェックした商品