そしてまた 波音

そしてまた 波音

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

label
  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2000年12月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
128
ISBN:
9784041673423
label

そしてまた 波音

  • 著者 銀色 夏生
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2000年12月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
128
ISBN:
9784041673423

もしもあなたが迷っていたら、答えはきっとここにある。

風に吹かれて飛んでいく。すぐに壊れて消えていく。ぎゅっとにぎりしめたこの手も、いつかは離れ、あっという間に、遙か彼方になっていく。だけど、後悔していない。風はあとからあとから、吹いてくるから。 風に吹かれて飛んでいく。すぐに壊れて消えていく。ぎゅっとにぎりしめたこの手も、いつかは離れ、あっという間に、遙か彼方になっていく。だけど、後悔していない。風はあとからあとから、吹いてくるから。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「そしてまた 波音」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 写真と詩が絶妙にマッチしているのに驚く。それにしても銀色さんの詩は分かりやすい。日本の現代詩と正反対だ。知的に武装し、レトリックの限りを尽くす現代詩を読む人がほとんどいなくなって、銀色さんの詩が広く読 写真と詩が絶妙にマッチしているのに驚く。それにしても銀色さんの詩は分かりやすい。日本の現代詩と正反対だ。知的に武装し、レトリックの限りを尽くす現代詩を読む人がほとんどいなくなって、銀色さんの詩が広く読まれていることはいろいろなことを考えさせる。切ないことを真っ直ぐに切ないと表現することは、現代詩では笑われるが、銀色さんはそれを自然にやってしまう。その構えない自然な姿勢と勇気が好きだ。 …続きを読む
    新地学@児童書病発動中
    2016年04月03日
    122人がナイス!しています
  • イタッ。イタタッ…。はじめ、小さな棘のようなものがチクリと刺さっただけかと思っていた。けれど、痛みはどんどん膨れ上がっていく。チクリがチクチクに。チクチクはズキズキに…。しまいには、我慢できないような激 イタッ。イタタッ…。はじめ、小さな棘のようなものがチクリと刺さっただけかと思っていた。けれど、痛みはどんどん膨れ上がっていく。チクリがチクチクに。チクチクはズキズキに…。しまいには、我慢できないような激痛へと変化してしまう。気づきが疼きへと変わることがある。気づいてしまったがために、胸の奥に潜んでいた痛みの源泉が湧き上がってしまうのだ。もう忘れてしまったはずなのに。もう癒されたはずなのに。もう立ち直ったはずなのに…。たくさんの「はず」が波音のように寄せては返す。胸の痛みとともに、その波は何度もやってくる。 …続きを読む
    masa@レビューお休み中
    2014年03月18日
    113人がナイス!しています
  • 再読。旅には必ず持っていった本。車窓を眺めながら読む文章は短い方がいい。そして、胸に残るフレーズ。失くしたと思っていたこの本が、12月31日出てきたのは意味があるのでは。 再読。旅には必ず持っていった本。車窓を眺めながら読む文章は短い方がいい。そして、胸に残るフレーズ。失くしたと思っていたこの本が、12月31日出てきたのは意味があるのでは。
    momogaga
    2015年12月31日
    66人がナイス!しています

powered by 読書メーター

この著者の商品

最近チェックした商品