詩集 散リユク夕べ

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1998年03月20日
判型:
文庫判
ページ数:
192
ISBN:
9784041673348
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詩集 散リユク夕べ

  • 著者 銀色 夏生
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1998年03月20日
判型:
文庫判
ページ数:
192
ISBN:
9784041673348

君に会えなければ君を想おう。

今日も明日も、あの木の下で、君に会えなければ君を想おう。速いのか遅いのかわからない、時のたつ、この世の中で、同じ時に生きて、会えること、知りあえたことが、うれしく思えます。 今日も明日も、あの木の下で、君に会えなければ君を想おう。速いのか遅いのかわからない、時のたつ、この世の中で、同じ時に生きて、会えること、知りあえたことが、うれしく思えます。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「詩集 散リユク夕べ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 恋の色って何色だろう。甘いみかんのような橙色かな。それとも、純粋な愛のように澄んだ空色だろうか。やっぱり、燃えるように情熱的な紅色も捨てがたい。あっ、頬を染める桃色もありだよね。恋の不思議さは、人や状 恋の色って何色だろう。甘いみかんのような橙色かな。それとも、純粋な愛のように澄んだ空色だろうか。やっぱり、燃えるように情熱的な紅色も捨てがたい。あっ、頬を染める桃色もありだよね。恋の不思議さは、人や状況や感情によって、千差万別なところが面白いんだと思う。まったく同じ状況でも人が変われば感じ方が変わる。そして、その色も変わるような気がするんだ。夕焼けの色が無限にあるように、恋の散りぎわも無限の色の選択があるんだと思う。だから、自分の恋だけじゃなくて、他人の恋も面白いんじゃないかな。 …続きを読む
    masa@レビューお休み中
    2013年04月14日
    65人がナイス!しています
  • 夕陽が西空に水紅色の花を咲かせた。足を止める、すこしの間。かたい横顔、遠いまなざし、声を投げても君の奥深くまでは届かない。似ていると感じた。周りと同じように笑えないむなしさも、心と言葉がずれるもどかし 夕陽が西空に水紅色の花を咲かせた。足を止める、すこしの間。かたい横顔、遠いまなざし、声を投げても君の奥深くまでは届かない。似ていると感じた。周りと同じように笑えないむなしさも、心と言葉がずれるもどかしさも、分かるのに、分かちあえると思うのに。思惑から生まれるうたがい、ため息がつなぎとめる気持ち、浅葱から藤色へそして濃紺へ移ろう空。ただ黙って、信じつづけて、君のそばにいることができればいい。深まる夜が夕べの花を散らしては、星をまたたかせていく。いつか、きっとね。君を想って見上げた空から、君の声が聞こえる。 …続きを読む
    ちはや@灯れ松明の火
    2014年06月16日
    56人がナイス!しています
  • ひさしぶりに銀色さんの詩集を読みました。やっぱり良くて、自分の心の故郷に帰って来た感じです。何よりも分かりやすいのが良いです。詩が好きで、日本の現代詩も読んでいるのですが、何が何だかさっぱり分からない ひさしぶりに銀色さんの詩集を読みました。やっぱり良くて、自分の心の故郷に帰って来た感じです。何よりも分かりやすいのが良いです。詩が好きで、日本の現代詩も読んでいるのですが、何が何だかさっぱり分からないものが多く、伝わってくるものも少ない作品が結構あります。銀色さんの詩には、そんなところは全くありません。心の奥まで伝わってくるものが沢山あります。ある意味で無防備に自分の内面を描く勇気に感動します。この詩集では特に短詩に惹かれました。「何の期待もしない / とは / なんてロマンチックだろう」(145ページ) …続きを読む
    新田新一
    2025年07月13日
    42人がナイス!しています

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