海嶺 (下)

海嶺 (下)

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1986年11月10日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
368
ISBN:
9784041437117
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海嶺 (下)

  • 著者 三浦 綾子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1986年11月10日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
368
ISBN:
9784041437117

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「海嶺 (下)」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • モリソン号事件の裏にこんなドラマがあったなんて・・・・ 非業の運命に翻弄された岩吉、音吉、久吉。 彼らが無事帰国できていれば、 黒船来航も違った意味合いを持ったかもしれないし、開国、明治維新も10年は早 モリソン号事件の裏にこんなドラマがあったなんて・・・・ 非業の運命に翻弄された岩吉、音吉、久吉。 彼らが無事帰国できていれば、 黒船来航も違った意味合いを持ったかもしれないし、開国、明治維新も10年は早まったかもしれない。憎むは鎖国政策です。 この物語は三浦綾子氏の隠れた名作です。オススメです。 …続きを読む
    kou
    2015年08月13日
    16人がナイス!しています
  • 7人全員が日本まで来たのに、家族に会いたい一心で長くて辛い毎日を生きてきたのに、すぐ目の前にある土を踏めない、帰りたかったその国に捨てられたやりきれなさ。生きているかも分からないまま待っていただろう家 7人全員が日本まで来たのに、家族に会いたい一心で長くて辛い毎日を生きてきたのに、すぐ目の前にある土を踏めない、帰りたかったその国に捨てられたやりきれなさ。生きているかも分からないまま待っていただろう家族やお琴の切なさ。創作後記には涙が出そうだった。実際にあったことを軸にしたあまりにも悲しい話だったけど、読んでよかったと本当に思う。 …続きを読む
    Emma
    2017年11月27日
    5人がナイス!しています
  • 漂流から、地球を一周しいよいよ日本へ。 当時悪いとされているキリスト教に関わり、なじみのない外国人と生活を共にすることで音吉たちの意識、考え方が寛容になっていく。 対称的に日本は鎖国とキリスト禁教令と 漂流から、地球を一周しいよいよ日本へ。 当時悪いとされているキリスト教に関わり、なじみのない外国人と生活を共にすることで音吉たちの意識、考え方が寛容になっていく。 対称的に日本は鎖国とキリスト禁教令といった小さく狭い態度。 とくに禁教令を実施した理由のひとつがお上の権力維持のためという何とも小さくて情けない。 この対比により考えさせられ、感動もする。 そして、音吉たちは勿論のこと、周りの外国人の人々の温かさ。 良い人々に巡り合えたのは偶然ではなく、日ごろの音吉たちの行いによる必然のような気がします。 …続きを読む
    ロバくん
    2016年08月09日
    5人がナイス!しています

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