零からの栄光

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1981年05月08日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
288
ISBN:
9784041310175
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零からの栄光

  • 著者 城山 三郎
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1981年05月08日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
288
ISBN:
9784041310175

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「零からの栄光」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 川西竜三と川西飛行機を描いた物語。川西飛行機といえば、紫電改。戦争末期に大活躍を見せるシーンはワクワクものだが、米軍の圧倒的な物量を前に、残念ながら戦況は変えられない。このとき、川西飛行機の工場を正確 川西竜三と川西飛行機を描いた物語。川西飛行機といえば、紫電改。戦争末期に大活躍を見せるシーンはワクワクものだが、米軍の圧倒的な物量を前に、残念ながら戦況は変えられない。このとき、川西飛行機の工場を正確に爆撃していくB29編隊の存在があり、米軍の諜報網が日本国内に張り巡らされていたからだと思うと、恐ろしい。戦後はGHQに飛行機製造を禁止され、川西竜三も亡くなってしまうと、なんだかつまらない会社に陥っていく。新明和工業として現存している会社だが、そこに紫電改を開発した川西飛行機の面影はもうない。合掌。。。 …続きを読む
    まつうら
    2022年10月27日
    43人がナイス!しています
  • 車の運転中、前を走っているトラックや工事車両の後部に"ShinMaywa"というロゴが入っているのを度々見る機会があり、何となく気になっていた。それとは別に、海自の飛行艇US-2の離水時の写真が美しかったのでPCの壁 車の運転中、前を走っているトラックや工事車両の後部に"ShinMaywa"というロゴが入っているのを度々見る機会があり、何となく気になっていた。それとは別に、海自の飛行艇US-2の離水時の写真が美しかったのでPCの壁紙にしていたのだが、ふと気になって調べてみたところ、九七式・二式大艇を作った川西の後継会社の製造ということを初めて知り、傑作機の技術が今も生きていることに感動した。その新明和工業が上記の特殊車両も手がけていること、そして甲南・鳴尾・宝塚といった自分になじみの深い土地でスタートしたことも知った。 …続きを読む
    モリータ
    2013年10月10日
    8人がナイス!しています
  • 自宅の隣町である宝塚に本社を置く、新明和工業を描く本作。同社の前身は、本土を跳梁する大戦末期の米軍機を震え上がらせた名機、紫電改と二式大艇を以って結実した、多数の水上機群を得意とした川西航空機。北摂の 自宅の隣町である宝塚に本社を置く、新明和工業を描く本作。同社の前身は、本土を跳梁する大戦末期の米軍機を震え上がらせた名機、紫電改と二式大艇を以って結実した、多数の水上機群を得意とした川西航空機。北摂の雑穀問屋から身を起こし、織物・鉄道・倉庫と業容を拡大した川西財閥。確たる後ろ盾無く、ジェニジェニが口癖の、根っからのあきんど社長清三と同社幹部達が胸を熱くした、戦中戦後の飛行艇開発物語。因みに先年、辛坊治郎さんを救出したのも、新明和の最新鋭飛行艇。 …続きを読む
    北之庄
    2017年04月24日
    6人がナイス!しています

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