顔・白い闇

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1994年12月02日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
304
ISBN:
9784041227022
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顔・白い闇

  • 著者 松本 清張
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1994年12月02日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
304
ISBN:
9784041227022
有名になる幸運は破滅への道でもあった。役者が抱える過去の秘密を描く「顔」、出張先から戻らぬ夫の思いがけない裏切り話に潜む罠を描く「白い闇」の他、「張込み」「声」「地方紙を買う女」の計5編を収録。 有名になる幸運は破滅への道でもあった。役者が抱える過去の秘密を描く「顔」、出張先から戻らぬ夫の思いがけない裏切り話に潜む罠を描く「白い闇」の他、「張込み」「声」「地方紙を買う女」の計5編を収録。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「顔・白い闇」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 松本清張の長編はよく映画やドラマで見ていたのですが、読むのは初めて。この本は短編だから、長編とは違うのかもだけど、、、演出家さん、脚本家さんの創作意欲が湧くんだろうなと感じた。描写がザックリしてるから 松本清張の長編はよく映画やドラマで見ていたのですが、読むのは初めて。この本は短編だから、長編とは違うのかもだけど、、、演出家さん、脚本家さんの創作意欲が湧くんだろうなと感じた。描写がザックリしてるから、登場人物像などは想像にお任せレベル!? しかし、ザックリしてる中にも、昭和の佇まいを感じるのはうまい。 …続きを読む
    A.T
    2014年09月25日
    10人がナイス!しています
  • 人の弱さからか、不幸の連鎖なのか、ごくごく普通の人が犯してしまう殺人。 どのお話も結末の迎え方が静かでもの悲しく、推理小説+αの力がすごい。 戦後が舞台ですが、男性のあり方は、そこまで今と変わらない 人の弱さからか、不幸の連鎖なのか、ごくごく普通の人が犯してしまう殺人。 どのお話も結末の迎え方が静かでもの悲しく、推理小説+αの力がすごい。 戦後が舞台ですが、男性のあり方は、そこまで今と変わらないのかもしれない。 しかし、女性は別人だ。 控えめで、従順で、忍耐強くて、芯が強い。 登場する従順な妻たちが、妙に生々しく美しい。 トリック云々で楽しませるのはもちろんですが、そこに至る心の移ろいや、心理描写が細やか。 改めて、トリックありきの方ではないのだなと思いました。 …続きを読む
    ごろちゃん
    2014年09月19日
    5人がナイス!しています
  • 学生時代に読んだけど。やはり、絶品。改めて、われながらどっぷり昭和人間だねと自らをひとりごちる。短編5作が何れも人間の深層心理をリアリスティックについている。成功して、理想論を述べつつも、うんちくを傾 学生時代に読んだけど。やはり、絶品。改めて、われながらどっぷり昭和人間だねと自らをひとりごちる。短編5作が何れも人間の深層心理をリアリスティックについている。成功して、理想論を述べつつも、うんちくを傾けても・・エゴ・独善・我執・欲望等が底意に渦巻いている。そしてそこからほころびが・・ 松本作品は殆どドラマ化されているけれど、見たことがない。それも幸いして?か読みながら脳内トリップ術を駆使して楽しい。 「顔」・・何故か一昔前の歌手Kの愛人殺害の瞬間で画面に見せた顔・・大きく歪んだそれを思い出した。 …続きを読む
    キムチ27
    2013年03月01日
    5人がナイス!しています

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