中原中也詩集 山羊の歌

中原中也詩集 山羊の歌

label
  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1997年06月20日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
256
ISBN:
9784041171028
label

中原中也詩集 山羊の歌

  • 著者 中原 中也
  • 編 佐々木 幹郎
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1997年06月20日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
256
ISBN:
9784041171028
一九三四年に刊行された処女詩集『山羊の歌』全編と、15歳の時の合同歌集『末黒野』収録の全短歌を採録。また、同時期の詩歌の中から代表作を精選し、中原中也が詩壇に登場するまでの創作の全貌に迫る。 一九三四年に刊行された処女詩集『山羊の歌』全編と、15歳の時の合同歌集『末黒野』収録の全短歌を採録。また、同時期の詩歌の中から代表作を精選し、中原中也が詩壇に登場するまでの創作の全貌に迫る。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「中原中也詩集 山羊の歌」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 第一詩集『山羊の歌』全編を収録。他に15歳の時の短歌なども収められている。詩の中に「空」という言葉が多く出てくることに気づいた。「み空」と書かれることもある。普通の生活に適応できない中也にとって、空は救い 第一詩集『山羊の歌』全編を収録。他に15歳の時の短歌なども収められている。詩の中に「空」という言葉が多く出てくることに気づいた。「み空」と書かれることもある。普通の生活に適応できない中也にとって、空は救いであり、自分の故郷のようなものだったのかもしれない。一方の極からもう一方の極へ激しく揺れ動くのがこの詩人の特長で、「サーカス」のような口語調の詩の次に、端正な文語調の「春の夜」が収録されている。詩の中で時々吐露される自分の生き方を問う表現が好きで、胸の中に深く染みこんでいった。 …続きを読む
    新地学@児童書病発動中
    2016年03月07日
    131人がナイス!しています
  • 長年、詩歌との向き合い方が分からなかった。何を想い乍ら読めばよいのか…詩歌の、心の柔らかい部分を曝け出しているような無防備さに狼狽えてしまうというか、気恥ずかしいというか…。とにかく秘密を覗き見してしま 長年、詩歌との向き合い方が分からなかった。何を想い乍ら読めばよいのか…詩歌の、心の柔らかい部分を曝け出しているような無防備さに狼狽えてしまうというか、気恥ずかしいというか…。とにかく秘密を覗き見してしまった後ろめたさのようなものを感じ、詩歌に触れる度に居た堪れない気持ちになっていた。そんな私の考えを変えた一編の詩との出会い。それが、中原中也の『汚れつちまつた悲しみに…』。この詩に感銘を受け考え方が変わった。が、『サーカス』の「ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん」で混濁。再び詩歌が分からなくなった思い出の一冊。 …続きを読む
    えみ
    2020年08月16日
    33人がナイス!しています
  • 【朝の歌/ #中原中也 】 “ひろごりて たひらかの空 土手づたひ 消えてゆくかな うつくしき さまざまの夢” 大正15年、日本が軍国に邁進する時期、中也が長谷川泰子と小林秀雄との三角関係にあった時期に書かれ 【朝の歌/ #中原中也 】 “ひろごりて たひらかの空 土手づたひ 消えてゆくかな うつくしき さまざまの夢” 大正15年、日本が軍国に邁進する時期、中也が長谷川泰子と小林秀雄との三角関係にあった時期に書かれた、初期の詩。当時、中也の感じた喪失や倦怠感は私が今朝感じたものとはかけ離れているにせよ、親しみを覚える。朝とは本来爽快で心地よいものなのだ。たひらかの空に消えてゆくさまざまの夢。そうであったとしても、その夢が美しいという感覚が残る朝であったことが重要だと思う …続きを読む
    かまる
    2022年10月22日
    26人がナイス!しています

powered by 読書メーター

この著者の商品

最近チェックした商品