高野聖

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1971年04月10日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
288
ISBN:
9784041010020

高野聖

  • 著者 泉 鏡花
  • 定価: 円(本体円+税)
発売日:
1971年04月10日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
288
ISBN:
9784041010020

優しいなかに強みのあるおかし難い気品、白桃のような女。奥山の孤屋に白痴の夫と世をわびる哀れさ。一夜の宿をかりた旅僧の心は乱れ騒ぐ。思いつめた時、はからずも女の秘密を知るが――。

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「高野聖」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 音感妙なる文体、凄艶な描写、幽玄たる美しさ、そして苛烈極まりない人の情。まるで一幅の絵画を管弦の調べと共に味わったかのような、または浄瑠璃舞台を観たかのような感慨を残す。物語とはかくも純粋な芸術であっ 音感妙なる文体、凄艶な描写、幽玄たる美しさ、そして苛烈極まりない人の情。まるで一幅の絵画を管弦の調べと共に味わったかのような、または浄瑠璃舞台を観たかのような感慨を残す。物語とはかくも純粋な芸術であったかと認識を新たにさせる。それは最早、音楽にも似て。鏡花文学は文学というより文楽に近いのではと思う程に。「義血俠血」は漢詩故事に、「外科室」はその余韻の持たせ方といい和歌に、「高野聖」「眉かくしの霊」はそれぞれ幻想譚、怪談に通じるようでいて味わい深い。鏡花水月の美しさにすっかり魅せられ戻れそうにない。 …続きを読む
    seri
    2016年08月04日
    62人がナイス!しています
  • 表題『高野聖』のほか、『義血侠血』『夜行巡査』『外科室』『眉かくしの霊』の計5編の1冊。なんて贅沢な!以前読んだときとは感じ方が異なるのは読む量が増えたから?1編目の『義血侠血』から情景を想像しながら 表題『高野聖』のほか、『義血侠血』『夜行巡査』『外科室』『眉かくしの霊』の計5編の1冊。なんて贅沢な!以前読んだときとは感じ方が異なるのは読む量が増えたから?1編目の『義血侠血』から情景を想像しながらリズムよく読めた。そして、考えさせられる作品たち。思い耽けりながら読むので時間もかかる。読み終えて、鏡花作品への理解がまだまだ足りないのでは?とも考えてしまう。何度も読もう。 …続きを読む
    まさ
    2020年07月25日
    30人がナイス!しています
  • 元々は谷崎潤一郞が大好きで、 谷崎潤一郞が絶賛しているのが泉鏡花で、泉鏡花といえば高野聖というところから、この作品を読んでみた。他のレビュアーさんが、文体に慣れることが必要だと言っていた通り、慣れるま 元々は谷崎潤一郞が大好きで、 谷崎潤一郞が絶賛しているのが泉鏡花で、泉鏡花といえば高野聖というところから、この作品を読んでみた。他のレビュアーさんが、文体に慣れることが必要だと言っていた通り、慣れるまでは何回も投げ出したくなった。だから、泉鏡花が解る人は本当に尊敬する。きっと、私にとっての泉鏡花は、何度か再読してようやく解るような高尚な文体なんだと思う。印象的だった文章は、「(白桃の花だと思います)」女性を『白桃の花』とする表現が美しいと思った。読んでいるとき、泉鏡花は古典文学の村上春樹なのではと思った。 …続きを読む
    いろは
    2017年11月29日
    23人がナイス!しています

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