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280万部のベストセラー『サラダ記念日』から33年。7年ぶりの第6短歌集!

最新歌集9/30刊行 定価:1,540円(本体1,400円+税)四六判/上製/184頁 発行:角川文化振興財団/発売:株式会社KADOKAWA

俵万智『未来のサイズ』




先行き不安な時代ながら、それでも「未来」は子供たちに平等に与えられていること。
何気ない日常にこぼれ落ちる奇跡のような瞬間を切り取った400首をまとめた最新歌集。

短歌にして短歌を超えた31文字の箴言
子育て中の親、未来を案じるすべての人に読んでほしい、
人生のヒント

愛おしい石垣の自然、石垣島から宮崎への移住、中学生になり寮生活を始めた息子の成長、親の老い、大切な人との別れ、想像膨らむ恋の歌、そしていまのコロナ禍。2013~2020年、足かけ8年間の日常を紡いだ400首。

子を育てることは時代と社会に直面していくことだった。研ぎすまされた言葉と、深まる歌境。定型の短歌だからこそ獲得できた、三十一文字の箴言集ともいえる本書は、「私たちはどう生きるか」を問う歌集でもあります。現代社会への危機感をあらわにしながら、未来への希望をつかんで離さない、俵万智の真髄がここに凝縮されています。

掲載歌 抄録


トランプの絵札のように集まって我ら画面に密を楽しむ
むらさきに染まる雲あり「紫陽花」はこんな空から生まれた漢字
にんにくを牛乳で煮る優しさに子の反論は受けとめるべし
最後とは知らぬ最後が過ぎてゆくその連続と思う子育て
クッキーのように焼かれている心みんな「いいね」に型抜きされて
別れ来し男たちとの人生の「もし」どれもよし我が「ラ・ラ・ランド」




あとがきより(抜粋)

コロナ禍の収束は見えておらず、日常は、まだぐらぐらしたままだ。たぶん、ぐらぐらしていることを意識しながら過ごすのが日常、ということになっていくのだろう。だからなおさら、ありふれたことが、実は奇跡的なバランスの上にあることを、忘れないでいたい。そこから、大切に歌を紡いでいきたい。短歌は、日記よりも手紙に似ている。読んでくれる人の心に届くことを願って、いま、そっと封をします。

予告編

https://youtu.be/GnZ3vViui7w


インタビュー(前・中・後編)

1.(前編) https://youtu.be/kc0IeW0PtVI
2.(中編) https://youtu.be/YlGaqGEIwH0
3.(後編) https://youtu.be/XX6WxhF5KEM

俵万智(たわら・まち)
1962年大阪府生まれ。86年、「八月の朝」で角川短歌賞を受賞。87年刊行の受賞作を収めた第1歌集『サラダ記念日』が翌年、第32回現代歌人協会賞を受賞。以降、幅広い執筆活動を行う。96年より読売歌壇選者。2004年『愛する源氏物語』で紫式部文学賞、2006年『プーさんの鼻』で若山牧水賞を受賞。その他短歌集、エッセイ集多数。現在宮崎県在住。