掲載開始日 2025年12月17日

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掲載開始日 2025年12月17日

推薦・総合型が「王道」になる時代へ。一般受験はもはやフツウではない。受験制度の急変を読み解く必携の進路ガイド誕生

『知らないと合格できない 令和の受験のフツウ』2025年12月17日(水)発売



株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、取締役 代表執行役社長 CEO:夏野剛)は、2025年12月17日(水)に、“知らないこと”が最大のリスクとなる時代の受験の新常識を解き明かす書籍『知らないと合格できない 令和の受験のフツウ』(著:西岡壱誠、監修協力:じゅそうけん)を刊行します。





「うちの子には昔ながらの“ちゃんとした受験勉強”をさせれば大丈夫だろう」

「推薦やAOは特別な子が使う裏ワザ的な入試」



そんな親世代の常識が、もはや“非常識”と化している現実をご存知でしょうか?



『知らないと合格できない 令和の受験のフツウ』は、今や大学入試の半分以上を占める「総合型選抜」や「学校推薦型選抜」、そして急速に複雑化する一般選抜(学力試験)について、“いま本当に知るべき受験の最新常識”をあらゆる角度から徹底的に解説する一冊です。





















2024年度、大学入学者の51%が推薦・総合型での進学を果たしました。しかもその流れは、名門国立大学をも巻き込んで加速しています。たとえば東北大学は、「2050年までに一般選抜を完全撤廃し、入学者全員を総合型選抜に切り替える」という方針を公式に発表。この一例を見ても、「学力試験一本勝負」だった受験制度が、いかに劇的な変化を遂げているかがわかります。



しかし、この変化を十分に把握している保護者や中高生は、決して多くありません。むしろ「情報格差」こそが、合否を左右する最大の要因となっているのです。



本書の最大の特長は、「令和の受験=情報戦」という構図を、具体的かつ実践的に描いている点です。



どの大学が、どの学部が、どのような入試方式を採用しているか?

どのタイミングでどの準備が必要か?

総合型選抜ではどのような志望理由書が通りやすいのか?

プレゼン・面接・課外活動・英語資格はどこまで評価されるのか?



こうした問いに対して、本書は豊富なデータと、最新の現場取材によって構成された、リアルな“答え”を提供します。



また、現代的なテーマとして本書が深く掘り下げているのが「SNSの活用」です。

令和の受験生たちは、SNS上で勉強用アカウントを作り、模試の成績や勉強時間を記録・公開し、全国の“同志”とつながりながら学びを深めています。中には、地方の公立高校から東大理IIIに合格した生徒も。彼は「成績を見せ合える仲間の存在が、何よりの支えになった」と語ります。



そして、その情報戦の最前線にいるのは“親”でもあります。

子どもの成績をエクセルで管理する“エクセルパパ”

SNSでリアルな口コミを発信する“受験親インフルエンサー”

塾の評判や教材レビューを分析して「我が家の戦略」を立てる家庭もめずらしくなくなりました。



つまり、もはや受験は、子どもだけでなく家族単位で挑む“プロジェクト”なのです。



さらに本書では、学校選び・塾選び・教材選び・英検対策なども、単なるノウハウにとどまらず、どうしてそれが必要なのかといった「思考の軸」を提供しています。



大学選びにおいても、偏差値だけでは測れない「マッチング型の発想」が求められる時代です。

学部ごとの評価軸はまったく異なり、同じ偏差値の学部でも、ある生徒は不合格、ある生徒は合格という“分岐”が起きます。必要なのは、「その大学、その学部に合った経験や表現力を持っているか」という視点。だからこそ、部活動や課外活動、探究学習などの“日常の努力”が、未来の進路に直結するのです。



本書では、こうした新しい評価軸への対応方法も、豊富な実例とともに丁寧に解説しています。



章の冒頭には、実際の受験生を描いたオリジナル漫画を収録。

SNS社会で「誰にも頼れず一人で戦う」孤独な子どもたち、そして「時代の変化についていけない」不安を抱える保護者たちの姿をビジュアルでも訴えかけ、単なるハウツー本ではない“物語性”と“共感”も兼ね備えています。



この本は、以下のような方に特におすすめです。

●初めての受験を迎えるご家庭

●推薦・総合型選抜を考えている中高生

●教育現場で進路指導にあたる先生方

●旧来の受験観をアップデートしたい保護者

●SNSや情報戦の“正しい使い方”を知りたい人





「合格する子」は、勉強ができる子だけではありません。

「情報を持ち」「戦略を立て」「行動できる子」が、令和の入試を勝ち抜いていくのです。



この一冊が、そんな“戦略的な一歩”を踏み出すための、強力な武器になることは間違いありません。



【書誌情報】

書名:知らないと合格できない 令和の受験のフツウ

著者:西岡壱誠

監修協力:じゅそうけん

発売日:2025年12月17日(水)

定価:1,650円(本体1,500円+税)

判型:四六判

ページ数:224ページ

ISBN:978-4-04-607906-0

発行:株式会社KADOKAWA

KADOKAWAオフィシャル書誌詳細ページ >>





【著者プロフィール】

西岡 壱誠(にしおか いっせい)

中高では学力が芳しくなかった。2浪という厳しい状況の中で、自分自身の学びを徹底的に見直し、独自の勉強法を確立。これにより偏差値35から偏差値70まで成績を伸ばし、東京大学に合格を果たす。この経験をもとに、学びに悩む学生たちに希望を届ける活動を展開中。

勉強法や思考法の研究と実践に基づいた著書は、ベストセラーとなり、多くの受験生や教育者から支持を集めている。

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