右園死児報告 久

右園死児報告 久

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

購入する
試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2025年07月18日
判型:
B6判
ページ数:
304
ISBN:
9784047384699

右園死児報告 久

  • 著者 真島 文吉
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2025年07月18日
判型:
B6判
ページ数:
304
ISBN:
9784047384699

この報告書は安全ではない。速やかに抹消せよ。

令和■年、発見された一連の有害情報群。
編纂者は不明。
本情報群は、「右園死児報告」を補完する性質を持ち、
その構成は、怪文書、または報告書から散逸した断片的文書によって成り立っている。
この記録群は、ヒト型右園死児「三田倉九」に関連している。
――「久」とは、「九」の同義文字。
すなわち、「永久」「無限」「天」「皇帝」……
尽きることなき概念を内包する。
令和■年、発見された一連の有害情報群。
編纂者は不明。
本情報群は、「右園死児報告」を補完する性質を持ち、
その構成は、怪文書、または報告書から散逸した断片的文書によって成り立っている。
この記録群は、ヒト型右園死児「三田倉九」に関連している。
――「久」とは、「九」の同義文字。
すなわち、「永久」「無限」「天」「皇帝」……
尽きることなき概念を内包する。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

〈「こわい本ありますフェア」開催書店〉

フェア開催書店にて下記対象タイトルをご購入いただきますと、特典として、豪華作家陣による書き下ろし「こわい本あります怪談集」をお渡しいたします。ぜひお近くの店舗でお求めください!

【対象タイトル】

・穢れた聖地巡礼について

・右園死児報告

・入居条件:隣に住んでる友人と必ず仲良くしてください

・夜勤事件 ~Chilla's Art ノベライズ集~ 

・右園死児報告 久(7/18発売)

・堕ちた儀式の記録(7/18発売)

・この会社は実在しません(7/18発売)

※対象書籍1冊購入につき1部のお渡しとなります

※配布方法は書店によって異なります

※新刊の発売開始タイミングは書店によって異なります

※なくなり次第終了となります

同じシリーズの作品

「右園死児報告 久」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 「右園死児報告」の前日譚。怪異の報告や個人の手記からなる文書は右園死児の秘密を探り、戦い続けた内務省の安堂忠正と後継者の三田倉九の凄絶な記録。令和になって発見されたこの文書は果たして本物なのか?右園死児 「右園死児報告」の前日譚。怪異の報告や個人の手記からなる文書は右園死児の秘密を探り、戦い続けた内務省の安堂忠正と後継者の三田倉九の凄絶な記録。令和になって発見されたこの文書は果たして本物なのか?右園死児とは?その猿を殺した者は黒い血を吐いて死ぬうつろ猿、降りようとした者が命を落とす餓鬼ノ井戸、全て「右園死児」や「う俗のみや」の刻印が絡む有害案件。そして関わった人々も怪物化して…。要所要所が手記で考察される分、前作よりもわかりやすい構成。記録者のやるせなさや葛藤が報告書から読み取れ、内容も想像しやすかった。 …続きを読む
    yukaring
    2025年10月26日
    68人がナイス!しています
  • 前作より飛躍的に良い!報告書の羅列は変わらないが、今回は前日譚的な様相。維新後の廃仏毀釈を任じられていた上司と部下。部下の名は三田倉九、そう、前作で鯨の腹から右園死児化して見つかったあの男。日本を異界 前作より飛躍的に良い!報告書の羅列は変わらないが、今回は前日譚的な様相。維新後の廃仏毀釈を任じられていた上司と部下。部下の名は三田倉九、そう、前作で鯨の腹から右園死児化して見つかったあの男。日本を異界化する“右園死児”と遭遇し調査を行う過程で上司を失った彼は、否応なく最前線に立たされる事に。あざとく小狡く冷酷な男が孤独に破滅に立ち向かう物語。利害関係で集めた仲間たちと勝ち目の無い戦いに明け暮れる三田倉の心境の変化が苦しくも切ない。伏線の回収も見事だったし、前作の登場人物たちとの再会も善き。(→続) …続きを読む
    眠る山猫屋
    2025年07月26日
    67人がナイス!しています
  • ヒト型右園死児「三田倉九」をめぐる断片的文書群を通し「言語の効力(Performativity)」が現実を書き換える根源的恐怖を描く。文書それ自体が世界を永続させる反=秘蹟アンチ・サクラメントゥムと化す。本書は合理 ヒト型右園死児「三田倉九」をめぐる断片的文書群を通し「言語の効力(Performativity)」が現実を書き換える根源的恐怖を描く。文書それ自体が世界を永続させる反=秘蹟アンチ・サクラメントゥムと化す。本書は合理的な近代日本の「報告」行為がアガンベン的宣誓のロジックを逆転させ「九(無限)」という概念を永続させる呪文とし機能。不穏な文書の追体験は自らが「呪いの受容者」となる自己言及的な展開が読みどころ。その結果、形而上学的悪(Metaphysical Evil)の完成を告げる異例のポストモダン伝奇小説だ。 …続きを読む
    sayan
    2025年11月20日
    45人がナイス!しています

powered by 読書メーター

この著者の商品

最近チェックした商品