青春の逆説・可能性の文学

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2025年06月17日
判型:
文庫判
ページ数:
352
ISBN:
9784041161272
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青春の逆説・可能性の文学

  • 著者 織田 作之助
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2025年06月17日
判型:
文庫判
ページ数:
352
ISBN:
9784041161272

若者特有の自尊心を逆説的に描いた痛快青春小説!

気取り屋だが内気の豹一は学業も恋愛も自尊心が邪魔をしてうまくいかない。高等学校落第後は新聞記者になり、恋愛事件で映画界を追放された「問題」の女優の記事を書くように命じられるーー。恋愛や失恋を通して、一人の青年の成長を描く痛快青春小説(「青春の逆説」)ほか、天衣無縫の棋風で知られる将棋指し、坂田三吉の定跡を嫌った「青春の手」の話から小説の新たな可能性について熱く綴られた晩年の評論「可能性の文学」を収録。 気取り屋だが内気の豹一は学業も恋愛も自尊心が邪魔をしてうまくいかない。高等学校落第後は新聞記者になり、恋愛事件で映画界を追放された「問題」の女優の記事を書くように命じられるーー。恋愛や失恋を通して、一人の青年の成長を描く痛快青春小説(「青春の逆説」)ほか、天衣無縫の棋風で知られる将棋指し、坂田三吉の定跡を嫌った「青春の手」の話から小説の新たな可能性について熱く綴られた晩年の評論「可能性の文学」を収録。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

・青春の逆説
・可能性の文学

「青春の逆説・可能性の文学」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 面白かったです。主人公・豹一があまりにも自意識過剰なのが可笑しいですよね。学業も恋愛も自尊心が邪魔をしてうまくいかないのがもどかしいところです。まさに青春と言って良いでしょう。1人の青年の成長を描く痛 面白かったです。主人公・豹一があまりにも自意識過剰なのが可笑しいですよね。学業も恋愛も自尊心が邪魔をしてうまくいかないのがもどかしいところです。まさに青春と言って良いでしょう。1人の青年の成長を描く痛快な作品でした。 …続きを読む
    優希
    2025年07月30日
    45人がナイス!しています
  • #角川文庫夏フェア2025 『青春の逆説』は戦時中、その破廉恥な内容が問題となって発禁処分になったという曰く付きの作品で、織田作之助の自伝的小説だとされている。三高時代のバンカラぶりなど、確かに自伝的要素 #角川文庫夏フェア2025 『青春の逆説』は戦時中、その破廉恥な内容が問題となって発禁処分になったという曰く付きの作品で、織田作之助の自伝的小説だとされている。三高時代のバンカラぶりなど、確かに自伝的要素を取り入れているのだろうが、なんというかこれは、盛りに盛ったね!という感じ。いいのかこれで!?と思っていたら、同時収録の『可能性の文学』にその答えがあった。『可能性の文学』は以前青空文庫で読んだことがあったのだが、改めて紙本で読んでみるとこれ、すごくよかった。 …続きを読む
    かもめ通信
    2025年08月22日
    15人がナイス!しています
  • 青春の逆説→楽しく読んだ。関西と東京が比較されたうえで、主人公が関西的世界に還っていくところは読みどころだと思った。可能性の文学→事実をある形式にまとめあげ美術品的に鑑賞するのを至上とする日本の小説観に 青春の逆説→楽しく読んだ。関西と東京が比較されたうえで、主人公が関西的世界に還っていくところは読みどころだと思った。可能性の文学→事実をある形式にまとめあげ美術品的に鑑賞するのを至上とする日本の小説観に対抗する。嘘=経験からの飛躍=人間の可能性を小説で示せという。書き散らしの部分もあるが奔流のような文章でいい。全体の印象→小説には評論のような殺気はない。構造に中途半端に気を使ったのが裏目に出ているような気もする。 …続きを読む
    ヤベ
    2025年08月05日
    3人がナイス!しています

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