- 著者 村松 聡
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2024年02月09日
- 判型:
- 新書判
- 商品形態:
- 新書
- ページ数:
- 384
- ISBN:
- 9784040825014
つなわたりの倫理学 相対主義と普遍主義を超えて
- 著者 村松 聡
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2024年02月09日
- 判型:
- 新書判
- 商品形態:
- 新書
- ページ数:
- 384
- ISBN:
- 9784040825014
〈正しさ〉が空洞化する世界で「筋を通す」ための哲学!
分断が深まる世界。複数の〈正しさ〉が衝突するなかで、人は難題を前に「何でもあり」の相対主義に陥りがちだ。人生の切実な「問い」に直面して "筋を通す" ための倫理とは? カントに代表される義務倫理、ミルやベンサムが提唱した功利主義に対し、アリストテレスを始祖とする徳倫理はこれまで充分に注目されてこなかった。近代が置き去りにした人間本性の考察と、「思慮」の力に立ち戻る新たな倫理学の潮流が、現代の究極の課題に立ち向かう!
◆積極的安楽死は認められるか?
◆妊娠中絶の自由か胎児の生存権か?
◆テロリストの逮捕か人質の命か?
◆安全基準か雇用の最大化か?
【徳倫理とは】
アリストテレスを始祖とし、人間本性の考察に基づいて思慮の力と「どうしたいか」を重視する倫理学。カントに代表され「すべき(でない)」と人を縛る義務倫理、ミルやベンサムが提唱し、経済学と結びついた功利主義と異なる第三の潮流である。
◆積極的安楽死は認められるか?
◆妊娠中絶の自由か胎児の生存権か?
◆テロリストの逮捕か人質の命か?
◆安全基準か雇用の最大化か?
【徳倫理とは】
アリストテレスを始祖とし、人間本性の考察に基づいて思慮の力と「どうしたいか」を重視する倫理学。カントに代表され「すべき(でない)」と人を縛る義務倫理、ミルやベンサムが提唱し、経済学と結びついた功利主義と異なる第三の潮流である。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
トピックス
「つなわたりの倫理学 相対主義と普遍主義を超えて」感想・レビュー
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事例豊富。題の「つなわたり」とは、普遍的な倫理の独断論と極端な相対主義の間を行くという意味で、そこから心のあり方(徳倫理)を見直す試みである。その際、徳だけでは行為と結びつかないから、アリストテレスが …続きを読む2024年05月18日174人がナイス!しています
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なんだか得体の知れない書名だが、要は(カントの義務論、ベンサムの功利主義と並ぶ倫理学の潮流で、アリストテレスを始原とする)徳倫理学の入門書。いや、入門書と言うほど易しい内容ではないか。正直、徳倫理学に …続きを読む2024年03月01日40人がナイス!しています
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徳倫理学の入門書。ヌスバウムとマッキンタイアを現代的な徳倫理学として、互いに補い合うものとして紹介している。徳倫理学は、原理ではなく、熟達者の判断という概念に訴える。思慮や中庸といったものはその内実を …続きを読む2024年03月02日18人がナイス!しています