• 猛暑の夜にホラーを👻正統派怪談から不条理、動物話や奇怪なディストピアなどバリエーション豊かなラインナップ。今回の一番のお目当ては曽根恵介さんの『鼻』タイトルはよく聞いていたがこんな話とは予想外。鼻の有 猛暑の夜にホラーを👻正統派怪談から不条理、動物話や奇怪なディストピアなどバリエーション豊かなラインナップ。今回の一番のお目当ては曽根恵介さんの『鼻』タイトルはよく聞いていたがこんな話とは予想外。鼻の有無が身分を分けるディストピアな世界。そしてラストに施された思わぬ仕掛けにハラハラの不気味でグロテスクなストーリー。他には屏風に取り憑いた奥方の相手を頼まれた妖鬼の話『生き屏風』は爽やかな後味とTHE怪談という佇まいが好み。朱雀門出さんの『寅淡語怪録』も不可解さに先が気になってあっという間に読んでしまった。 …続きを読む
  yukaring

  2024年07月08日
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• 吉岡−結末は伏線と云う作為より、物語としての流れに昇華されていると感じた。曽根−左京の『日本アパッチ族』と被る社会問題提起の…と思いきや妄想。雀野−ぷひ。ぷぎぎぃ。ブタの亡霊に導かれ…どうかトンカツに花束 吉岡−結末は伏線と云う作為より、物語としての流れに昇華されていると感じた。曽根−左京の『日本アパッチ族』と被る社会問題提起の…と思いきや妄想。雀野−ぷひ。ぷぎぎぃ。ブタの亡霊に導かれ…どうかトンカツに花束をあげてください。田辺−フォークロアに昔語りのファンタシー。朱雀門-強制的耳嚢。国広-日本版ホラ吹きおじさん。日本ホラー小説大賞《短編賞》収録された順に2006 2007 2008 2008 2009 2011年の受賞作品だが、もうこれらの受賞作品は怪談と云うより奇談、ホラーと云うよりファンタシーである。 …続きを読む
  sin

  2024年07月18日
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• ホラー短編小説は、古来「小説の源流」にある泉だと思う。下巻は、2006～2011年の短編賞受賞作６作品。失礼ながら、自分のためのランキング作りました。 ●１位　「鼻」曽根啓介　分断を煽られ「鼻の形」で深刻な差別 ホラー短編小説は、古来「小説の源流」にある泉だと思う。下巻は、2006～2011年の短編賞受賞作６作品。失礼ながら、自分のためのランキング作りました。 ●１位　「鼻」曽根啓介　分断を煽られ「鼻の形」で深刻な差別と憎悪が蔓延する近未来社会を描く。この後に書かれた「腸詰小僧」を読んでいるので、二層のリアルを接続する独特の技法はすぐに気付いた。テーマもモチーフも、志の高さを感じるし、それを支えるテクニックも素晴らしい。「二層のリアル」の技法は、「集成１」の朱川湊人「白い部屋で月の歌を」にも感じた。↓ …続きを読む
  tonpie

  2024年01月04日
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