サンドワーム ロシア最恐のハッカー部隊

サンドワーム ロシア最恐のハッカー部隊

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2023年01月10日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
480
ISBN:
9784040824468
label

サンドワーム ロシア最恐のハッカー部隊

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2023年01月10日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
480
ISBN:
9784040824468

ウクライナ侵攻前夜、ロシアが世界に仕掛けたサイバー戦争の内実に迫る

たった数行のコードが、世界の産業に壊滅的な打撃を与える--。07年、ロシアのハッカーはエストニアを攻撃、ほぼすべてのウェブサイトを不通にさせた。
14年、クリミア半島を併合したロシアは、15年にはウクライナの政府、メディア、交通機関へサイバー戦をしかけた。

重要インフラに焦点を当てた攻撃は、ウクライナをサイバー戦争の実験場とするものだという一部研究者の警鐘は無視され、ハッカー集団は攻撃性を増した。
その名は、サンドワーム。

15年、ウクライナ西部の送電網がハッキングされダウン、広域停電が起こった。同じ集団が、アメリカの電力会社にもマルウェアを仕掛けていた。

そして2017年、病院、製薬会社、空港、海運、郵便局、原子力発電所--世界中のネットワークが、マルウェアに感染し、莫大な損害を被った。
なかでも、ウクライナの受けた被害は甚大だった。これがサイバー戦争なのだ。
たった数行のコードが、世界の産業に壊滅的な打撃を与える--。07年、ロシアのハッカーはエストニアを攻撃、ほぼすべてのウェブサイトを不通にさせた。
14年、クリミア半島を併合したロシアは、15年にはウクライナの政府、メディア、交通機関へサイバー戦をしかけた。

重要インフラに焦点を当てた攻撃は、ウクライナをサイバー戦争の実験場とするものだという一部研究者の警鐘は無視され、ハッカー集団は攻撃性を増した。
その名は、サンドワーム。

15年、ウクライナ西部の送電網がハッキングされダウン、広域停電が起こった。同じ集団が、アメリカの電力会社にもマルウェアを仕掛けていた。

そして2017年、病院、製薬会社、空港、海運、郵便局、原子力発電所--世界中のネットワークが、マルウェアに感染し、莫大な損害を被った。
なかでも、ウクライナの受けた被害は甚大だった。これがサイバー戦争なのだ。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

はじめに
プロローグ
第1部 出現
1 ゼロデイ
2 ブラックエナジー
3 アラキス
4 戦力倍増
5 スターライト・メディア
6 ホロドモールからチョルノービリまで7 マイダンからドンバスまで
8 停電
9 視察団
第2部 起源
10 回想 オーロラ
11 回想 エストニア
12 回想 ジョージア
13 回想 スタックスネット
第3部 進化
14 警告
15 ファンシー・ベア
16 Fソサエティ
17 ポリゴン
18 インダストロイヤー、あるいはクラッシュオーバーライド
第4部 神格化
19 マースク
20 エターナルブルー
21 ノットペチャ 
22 全国規模の大災害崩壊
23 崩壊
24 損害
25 事後分析
26 距離
第5部 アイデンティティ
27 GRU
28 離反者
29 情報敵対
30 ペナルティ
31 バット・ラビット、オリンピック・デストロイヤー
32 偽旗
33 74455
34 タワー
35 ロシア
36 ゾウと反乱者
第6部 教訓
37 ブラックスタート 
38 回復力

エピローグ
附録 サンドワームとフランス選挙ハッキングのつながり
著者あとがき
出典について
参考文献

「サンドワーム ロシア最恐のハッカー部隊」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • ロシアによるウクライナ侵攻は、ハッキングによるサイバー戦争を通じて行われてきた。企業や病院、電力システムに原発まで、ウクライナ国民の生活インフラはロシア軍情報部GRUのハッカー部隊サンドワームにより繰 ロシアによるウクライナ侵攻は、ハッキングによるサイバー戦争を通じて行われてきた。企業や病院、電力システムに原発まで、ウクライナ国民の生活インフラはロシア軍情報部GRUのハッカー部隊サンドワームにより繰り返し侵入され、大きな打撃を受けてきた。こうした執拗な攻撃でウクライナ人にロシアの支配を受け入れた方がマシとの心情を植えつけるのが、ゲラシモフ参謀総長の長期目標だった。しかしウクライナが欧米の専門家の支援を得てサイバー攻撃への対抗に成功すると、我慢できなくなったプーチンが実力行使に踏み切ったのではなかろうか。 …続きを読む
    パトラッシュ
    2023年03月29日
    100人がナイス!しています
  •  これは、読み応えバッチリ。個人的には、セキュリティ災害への備えについての啓蒙の書となった。日本の全ての機械がアナログ切替できるようにしなければならない。そして、やっぱり、電気以外のエネルギーも必要だ  これは、読み応えバッチリ。個人的には、セキュリティ災害への備えについての啓蒙の書となった。日本の全ての機械がアナログ切替できるようにしなければならない。そして、やっぱり、電気以外のエネルギーも必要だな。求む技術革新。 …続きを読む
    ばんだねいっぺい
    2023年02月14日
    32人がナイス!しています
  • リトアニアへのサイバー攻撃は海外ドキュメンタリーで多少知っていたが、ウクライナへのサイバー攻撃はあったとしか知らない。この知識の空白を埋める上で「サンドワーム」は非常に良い書籍だった思う。「ユーラシア リトアニアへのサイバー攻撃は海外ドキュメンタリーで多少知っていたが、ウクライナへのサイバー攻撃はあったとしか知らない。この知識の空白を埋める上で「サンドワーム」は非常に良い書籍だった思う。「ユーラシアニズム」「ハイブリッド戦争 ロシアの新しい国家戦略」を事前に読んでいたこともあり、全体像が把握しやすかったというのもある。「サンドワーム」は良書であるが小説ではなくノンフィクション。知識を理解しやすくするのは頭の中で整理する必要があり、そのためには手に取る順番が重要なのだと改めて感じた。 …続きを読む
    鮫島英一
    2023年05月09日
    22人がナイス!しています

powered by 読書メーター

最近チェックした商品