千年の歓喜と悲哀 アイ・ウェイウェイ自伝

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2022年12月01日
判型:
四六変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
384
ISBN:
9784041119631

千年の歓喜と悲哀 アイ・ウェイウェイ自伝

  • 著者 艾未未
  • 訳者 佐々木 紀子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2022年12月01日
判型:
四六変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
384
ISBN:
9784041119631

★朝日新聞 ★読売新聞 ★NHK BS1『国際報道2022』で紹介!

父は詩人だった。中華人民共和国の設立に関わった芸術家だったが、私が十歳の時、文化大革命により父は追放された。家族は屈辱にまみれた極貧生活を余儀なくされた。父の名誉が回復されるには十二年の歳月が必要だった。砂漠地帯から戻り、北京電影学院の学生となった私は、当局との攻防に嫌気がさし、それまで国交を絶っていたアメリカに留学する千載一遇のチャンスを捉え、ニューヨークに移り住んだ。美大に通い自由を満喫した私だったが、北京に戻り活動を始めると、再び公安局員が訪れるようになった。スイスの建築家と北京五輪スタジアム「鳥の巣」を手掛け、ネットで積極的に発信するようになると、公権力の介入は激しくなり、ついに私は投獄されてしまう--。権力の弾圧を受ける詩人の父、美術家の息子。闘う二人の芸術家を通し、激変する中国の現代史を描いた、感動の自伝。 父は詩人だった。中華人民共和国の設立に関わった芸術家だったが、私が十歳の時、文化大革命により父は追放された。家族は屈辱にまみれた極貧生活を余儀なくされた。父の名誉が回復されるには十二年の歳月が必要だった。砂漠地帯から戻り、北京電影学院の学生となった私は、当局との攻防に嫌気がさし、それまで国交を絶っていたアメリカに留学する千載一遇のチャンスを捉え、ニューヨークに移り住んだ。美大に通い自由を満喫した私だったが、北京に戻り活動を始めると、再び公安局員が訪れるようになった。スイスの建築家と北京五輪スタジアム「鳥の巣」を手掛け、ネットで積極的に発信するようになると、公権力の介入は激しくなり、ついに私は投獄されてしまう--。権力の弾圧を受ける詩人の父、美術家の息子。闘う二人の芸術家を通し、激変する中国の現代史を描いた、感動の自伝。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

第一章 透明な夜
第二章 心は燃えている
第三章 中国の大地の上に雪は降り
第四章 太陽に向かって
第五章 新たな時代
第六章 庭師の夢 
第七章 北東の果てから北西の果てへ
第八章 世界は君たちのもの
第九章 風よりも自由に
第十章 民主主義か独裁か
第十一章 『ニューヨーク・ニューヨーク』
第十二章 パースペクティブ
第十三章 フェイク・デザイン
第十四章 童話
第十五章 公民調査
第十六章 老媽蹄花
第十七章 蟹パーティ
第十八章 八十一日間
第十九章 今を全力で生きる
 あとがき
 謝辞 
 作品解説
 訳者あとがき

「千年の歓喜と悲哀 アイ・ウェイウェイ自伝」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 1980年代から現代美術家として活躍。その一方で社会運動にも力を入れている。現代美術にも中国の政治的歴史にもかなり疎い状態で読んだ自伝。三分の一程は父親の自伝となっていて社会運動家としてもアーティストとし 1980年代から現代美術家として活躍。その一方で社会運動にも力を入れている。現代美術にも中国の政治的歴史にもかなり疎い状態で読んだ自伝。三分の一程は父親の自伝となっていて社会運動家としてもアーティストとしても父親とその追放生活の影響が大きかった事が伺える。過去と現在の経験が無ければ彼の生み出すアートもまた違ったのではないかと思う。大きく見えない敵との闘いがアートへの原動力にもなったのかもしれない。勾留シーンの様な事が現在もある事に驚く。いつか変わる時が来ると良いが…。 …続きを読む
    ゆのん
    2022年12月26日
    55人がナイス!しています
  • ◎。長編で重かったが、ただのヒゲおやじじゃないことがよくわかった。こりゃ祖国には帰れないな。文革以降も中国政府、やることはあまり変化ない。 ◎。長編で重かったが、ただのヒゲおやじじゃないことがよくわかった。こりゃ祖国には帰れないな。文革以降も中国政府、やることはあまり変化ない。
    りえぞう
    2023年04月19日
    5人がナイス!しています
  • あまり艾未未氏のことは知らなかったが、2代にわたり中国という国に大きく影響されることを余儀なくされたなかで、精緻に構築された思考と、真の部分で変わることのない芸術家としての誇りと意識を強烈に感じた。 あまり艾未未氏のことは知らなかったが、2代にわたり中国という国に大きく影響されることを余儀なくされたなかで、精緻に構築された思考と、真の部分で変わることのない芸術家としての誇りと意識を強烈に感じた。 前半部分の父親のほぼ半生記がある中で、今の中国と過去の中国の比較もでき、艾未未氏がそこに対比構造を見出している中で、現代中国の状況を一面から知る非常に興味深い歴史的な資料にもなっていると思う。 …続きを読む
    AstiN
    2022年12月23日
    5人がナイス!しています

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