朝鮮半島史

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2021年03月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
368
ISBN:
9784044006419
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朝鮮半島史

  • 著者 姜 在彦
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2021年03月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
368
ISBN:
9784044006419

建国神話から近代化まで、半島の二〇〇〇年史を通覧する入門書。

大陸や諸外国の圧力に常に晒さ れる半島的性格を持ちながら、二〇〇〇年の歴史を紡いできた朝鮮。建国神話から三国時代の紛乱、統一新羅高麗時代を経て朝鮮王朝の樹立と繁栄、守旧 と改革の狭間に揺れた激動期を 経て、内外の動乱の果てに起きた日本による 「併合」 まで、 その歩みを網羅。隣国の日本中国の動向にも紙幅を割きその関係史も理解できる。朝鮮研究の大家である著者が初学者向けに丁寧に論じた入門に最適の一冊。 大陸や諸外国の圧力に常に晒さ れる半島的性格を持ちながら、二〇〇〇年の歴史を紡いできた朝鮮。建国神話から三国時代の紛乱、統一新羅高麗時代を経て朝鮮王朝の樹立と繁栄、守旧 と改革の狭間に揺れた激動期を 経て、内外の動乱の果てに起きた日本による 「併合」 まで、 その歩みを網羅。隣国の日本中国の動向にも紙幅を割きその関係史も理解できる。朝鮮研究の大家である著者が初学者向けに丁寧に論じた入門に最適の一冊。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

序章 半島的風土

第一章 朝鮮半島の古代
 朝鮮の古代
  (建国神話――「檀君」と「箕子」/古朝鮮の興亡/漢の楽浪郡と高句麗 など)

第二章 三国時代――高句麗・百済・新羅
 一
  (高句麗の発展/百済の南遷 など)
 二
  (隋王朝の中国統一/煬帝の高句麗遠征と自滅/唐王朝の登場と高句麗 など)
 三
  (百済の滅亡と白村江の戦い/高句麗の内紛と滅亡/新羅の反唐闘争と渤海 など)

第三章 統一新羅
 一
  (支配体制の再編成/花郎団と「風流」の道/国学と読書三品科 など)
 二
  (新羅の入唐留学生/日本の中の義湘と元暁 など)
 三
  (新羅王朝の斜陽/張保皐の新羅坊と円仁 など)

第四章 高麗時代
 一
  (東アジアのなかの高麗王朝/王建の「訓要十条」 など)
 二
  (科挙制と文治支配/僧科の制度/中央官制と地方行政/教育制度の整備 など)
 三
  (武臣政権の登場/国王や文臣たちの逸楽に泣いた民衆/モンゴル(元)との四〇年戦争 など)
 四
  (東アジアの変動と高麗末期の紅巾賊・倭寇/恭愍王の反元政策と挫折 など)

第五章 朝鮮時代前期
 一
  (朝鮮王朝と儒教立国/王子の乱を平定した太宗/明との事大外交/日本との交隣外交 など)
 二
  (中央の官制/地方の行政/中央および地方の軍制/儒教本位の教育 など)
 三
  (世宗の文治とハングル制定/仏教に傾倒した世宗の晩年/世祖の「癸酉靖難」 など)
 四
  (士林派の形成/勲旧派と士林派の激突――「士禍」/士林派の分裂と朋党争い など)
 五
  (朝鮮通信使と豊臣秀吉/第一次「倭乱」(文禄の役)/第二次「倭乱」(慶長の役) など)

第六章 朝鮮時代後期
 一
  (明清間の角逐と光海君/仁祖反正と「胡乱」/昭顕世子とアダム・シャール など)
 二
  (大同法の背景/貢納制の改革――大同法/商業資本の発展/ソウルの三大市場 など)
 三
  (朋党争いと「蕩平策」/正祖と奎章閣 など)
 四
  (「経世済民」の実学派/正祖の死と辛酉教難/安東金氏の勢道政治/民乱と異端の思想 など)

第七章 朝鮮の近代
 一
  (朝鮮の門戸開放/開化派の形成と甲申政変/「洋夷」の国への派米使節団 など)
 二
  (「人乃天」の東学思想/古阜民乱から農民戦争へ/日清軍の介入と日清戦争 など)
 三
  (『独立新聞』と独立協会/官民共同会と「献議六条」 など)
 四
  (日露戦争と韓国/反日義兵――「一国の大乱」/「韓国併合」の意味 など)

「朝鮮半島史」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 朝鮮半島の古代から日本による「韓国併合」までを記した歴史書。北方からの脅威に常に晒され、不定期にやってくる倭寇に悩まされ、近代では列強にも狙われる半島の歴史はまさに激動。その時々の日本との関わりを書い 朝鮮半島の古代から日本による「韓国併合」までを記した歴史書。北方からの脅威に常に晒され、不定期にやってくる倭寇に悩まされ、近代では列強にも狙われる半島の歴史はまさに激動。その時々の日本との関わりを書いてくれているので、朝鮮半島史としてはもちろん日朝関係史としてもわかりやすい。朝鮮時代のこと、一度じゃ頭に入らなかったけど、ざっと流れが掴めて韓国宮廷ドラマが楽しめるようになるかも!近代史は胸が痛むけど目を逸らさずちゃんと知りたい。対馬にも興味を持った。高校で暗記科目に過ぎなかった世界史、学び直したい…! …続きを読む
    ちぃ
    2021年08月13日
    22人がナイス!しています
  • 2021年3月初版。朝鮮の歴史を通して読むのは、初めてだ。この頃は韓国の時代劇を観て、時代背景を知らないとなかなか理解することが出来ないので、紐解いてみた。この本はとても分り易く書かれている。著者は済州島 2021年3月初版。朝鮮の歴史を通して読むのは、初めてだ。この頃は韓国の時代劇を観て、時代背景を知らないとなかなか理解することが出来ないので、紐解いてみた。この本はとても分り易く書かれている。著者は済州島の生まれであるが、日本の大学で教鞭を執っている。私が特に関心があったのは何故、朝鮮は近代化に後れを取ったかである。その個所は率直に、謙虚に書かれていて好感が持てた。現在の韓国の偏狭で、捏造された、反日色の強い歴史教科書とは雲泥の差だと感じた。勿論、日韓併合には批判的であるのは論を待たない側面も事実ある。 …続きを読む
    新父帰る
    2022年10月26日
    8人がナイス!しています
  • 日本史を学ぶにもその時々の隣国の状況を意識して然るべきと思い朝鮮半島史に手を出す。▼建国神話から三国時代、統一新羅、後三国、高麗、朝鮮、大韓帝国、そして日本への併合へ。半島の歴史的推移を把握する基本的 日本史を学ぶにもその時々の隣国の状況を意識して然るべきと思い朝鮮半島史に手を出す。▼建国神話から三国時代、統一新羅、後三国、高麗、朝鮮、大韓帝国、そして日本への併合へ。半島の歴史的推移を把握する基本的な一冊として手元に置いておきたい。▼激動の19世紀では西洋科学の受容や体制の改革が果たされず近代化の機会を逸したことへの嘆きが文中随所に窺える。▼新羅では鶏が神聖な動物であり、日本海(東海)でつながる能登や山陰に鶏や卵を食べない習慣があるという(第一章) …続きを読む
    井汲
    2022年01月24日
    0人がナイス!しています

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