京都烏丸のいつもの焼き菓子 母に贈る酒粕フィナンシェ

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2020年09月15日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
304
ISBN:
9784040738048
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京都烏丸のいつもの焼き菓子 母に贈る酒粕フィナンシェ

  • 著者 古池 ねじ
  • イラスト イナコ
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2020年09月15日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
304
ISBN:
9784040738048

京都の片隅に「ちょっといいこと」を運ぶお菓子屋、あります。

小さな焼き菓子屋「初」は、無愛想な青年菓子職人が営む和の食材を使った西洋菓子店だ。丁寧に作られた「初」のお菓子は食べるとちょっと心が満たされて――しんどくも愛おしい、豊かな日常とおいしいお菓子の物語。 小さな焼き菓子屋「初」は、無愛想な青年菓子職人が営む和の食材を使った西洋菓子店だ。丁寧に作られた「初」のお菓子は食べるとちょっと心が満たされて――しんどくも愛おしい、豊かな日常とおいしいお菓子の物語。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「京都烏丸のいつもの焼き菓子 母に贈る酒粕フィナンシェ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 美味しそうな表紙に惹かれて手に取ったが、思ったより重い内容だった。コンプレックスとか閉塞感とか人の内面がとても丁寧に描かれていて引き込まれた。「どこよりもなじみがあるのに、どこよりも居心地が悪い場所= 美味しそうな表紙に惹かれて手に取ったが、思ったより重い内容だった。コンプレックスとか閉塞感とか人の内面がとても丁寧に描かれていて引き込まれた。「どこよりもなじみがあるのに、どこよりも居心地が悪い場所=実家」…なるほど、確かに。今いち上手くいかない両親との仲を取り持つ「初」のお菓子たち。ちょっとひねった素材のお菓子は得意じゃないけど「酒粕のフィナンシェ」は食べてみたい。お菓子ってやっぱり心の栄養なんだなーとしみじみでした。 …続きを読む
    シナモン
    2020年11月07日
    167人がナイス!しています
  • 京都✖️焼き菓子、読まなくても分かる。好きなやつ。と思って読み始めたらお菓子は一味や生姜が入って意外とスパイシーなタイプ。焼き菓子屋「初」に来るお客さんが抱えた悩みも結構スパイスの効いているものが多くて 京都✖️焼き菓子、読まなくても分かる。好きなやつ。と思って読み始めたらお菓子は一味や生姜が入って意外とスパイシーなタイプ。焼き菓子屋「初」に来るお客さんが抱えた悩みも結構スパイスの効いているものが多くて予想外だけど面白かった。京都を少しだけ知ってる私が読んでも分かりやすく、あーだいたいあの辺ねー!みたいに描きやすかった。少し拗れてしまった関係もこんなお菓子があれば話のネタにもなるし関係修復にはピッタリだなと思った。 …続きを読む
    machi☺︎︎゛
    2023年11月13日
    97人がナイス!しています
  • 4話で構成された1冊。1~3話までは京都烏丸御池近くの焼き菓子店に訪れて一歩前へ進めたお客さんのお話。そして4話はその焼き菓子店『初(うい)』を切り盛りする店長の紺野と店員の郁の生い立ちや『初』開店まで 4話で構成された1冊。1~3話までは京都烏丸御池近くの焼き菓子店に訪れて一歩前へ進めたお客さんのお話。そして4話はその焼き菓子店『初(うい)』を切り盛りする店長の紺野と店員の郁の生い立ちや『初』開店までのエピソードや現在、これからまで。焼き菓子の描写も美味しそうですがそれに纏わる人間ドラマもしっかりしてて読み応えがあった。登場人物たちのコンプレックス、悩みなど小さくても本人にとっては壁となるモノがこの店で解されるパターンが和む。「人に歴史あり。」って感じの作品でした。実在してたら絶対に行きたいお店ですね。 …続きを読む
    カメ吉
    2020年10月19日
    85人がナイス!しています

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