元号戦記 近代日本、改元の深層

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2020年10月10日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
272
ISBN:
9784040823782
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元号戦記 近代日本、改元の深層

  • 著者 野口 武則
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2020年10月10日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
272
ISBN:
9784040823782

元号制度の黒幕を追った衝撃スクープ! これは密室政治の極致である。

密室政治の極致、元号選定。
繰り広げられるマスコミのスクープ合戦に、政治利用をたくらむ政治家、そして熱狂する国民。
しかし、実は昭和も平成も令和も、たった一人の人間と一つの家が支えていた!
そもそも、誰が考え、誰が頼み、誰が決めていて、そもそも制度は誰が創り上げ、そして担ってきたのか?
安倍改元の真相はもとより、元号制度の黒衣を追った衝撃スクープ!!

実は、現在の元号は明治以降のわずかな歴史で創られた「新しい伝統」に過ぎない。
大日本帝国時代の遺制である元号は、いかにして、民主主義国家・日本の戦後にも埋め込まれてきたのか。
令和改元ブームの狂騒の裏で、制度を下支えてきた真の黒衣に初めて迫る。
元号制度の根幹は、砂上の楼閣と化していた――。
知られざる実態を、7年半に及ぶ取材によって新聞記者が白日のもとにさらす。渾身のルポ!


【目次】

序 章 特命官僚

第一章 考案者捜索――誰が考えているのか?

第二章 極秘の元号研究官――誰が頼んでいるのか?

第三章 二代目研究官――誰が引き継いだのか?

第四章 安倍改元の真相――誰が決めたのか?

第五章 近代国家と元号――誰が創り上げたのか?

第六章 戦後社会と元号――誰が広めたのか?

第七章 漢籍の名門一家――誰が担ってきたのか?

終 章 脱「伝統」の選定を

  あとがき
  主要参考文献一覧
密室政治の極致、元号選定。
繰り広げられるマスコミのスクープ合戦に、政治利用をたくらむ政治家、そして熱狂する国民。
しかし、実は昭和も平成も令和も、たった一人の人間と一つの家が支えていた!
そもそも、誰が考え、誰が頼み、誰が決めていて、そもそも制度は誰が創り上げ、そして担ってきたのか?
安倍改元の真相はもとより、元号制度の黒衣を追った衝撃スクープ!!

実は、現在の元号は明治以降のわずかな歴史で創られた「新しい伝統」に過ぎない。
大日本帝国時代の遺制である元号は、いかにして、民主主義国家・日本の戦後にも埋め込まれてきたのか。
令和改元ブームの狂騒の裏で、制度を下支えてきた真の黒衣に初めて迫る。
元号制度の根幹は、砂上の楼閣と化していた――。
知られざる実態を、7年半に及ぶ取材によって新聞記者が白日のもとにさらす。渾身のルポ!


【目次】

序 章 特命官僚

第一章 考案者捜索――誰が考えているのか?

第二章 極秘の元号研究官――誰が頼んでいるのか?

第三章 二代目研究官――誰が引き継いだのか?

第四章 安倍改元の真相――誰が決めたのか?

第五章 近代国家と元号――誰が創り上げたのか?

第六章 戦後社会と元号――誰が広めたのか?

第七章 漢籍の名門一家――誰が担ってきたのか?

終 章 脱「伝統」の選定を

  あとがき
  主要参考文献一覧

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

序 章 特命官僚

第一章 考案者捜索――誰が考えているのか?

第二章 極秘の元号研究官――誰が頼んでいるのか?

第三章 二代目研究官――誰が引き継いだのか?

第四章 安倍改元の真相――誰が決めたのか?

第五章 近代国家と元号――誰が創り上げたのか?

第六章 戦後社会と元号――誰が広めたのか?

第七章 漢籍の名門一家――誰が担ってきたのか?

終 章 脱「伝統」の選定を

  あとがき
  主要参考文献一覧

「元号戦記 近代日本、改元の深層」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 明治から令和までの元号制定過程を追った書。令和決定までの元号案を調整する一人の官僚。しかも裏の任務。カッコいいな。これまで出典が漢籍であり続けた訳だが、その伝統を繋いできた三代続く学者家系。閉鎖的で無 明治から令和までの元号制定過程を追った書。令和決定までの元号案を調整する一人の官僚。しかも裏の任務。カッコいいな。これまで出典が漢籍であり続けた訳だが、その伝統を繋いできた三代続く学者家系。閉鎖的で無理矢理な気もする一方で、遺伝や素養、教育の影響の大きさも考えてしまう。そしてここでも、明治以降に作ったルールを大仰な伝統に仕立て上げる愚かさ。その上で、国書出典の新元号と生前退位とを「成し遂げた」安倍政権。今や漢籍の祖国にも元号はない。キムの国と日本くらいだ。ある特定の宗教に合わせるのがよいとも思わないが。 …続きを読む
    活字の旅遊人
    2021年06月17日
    39人がナイス!しています
  • 平成から令和への改元を切り口に、天皇制の矛盾と欠点を暴き出す。改元が政府の思惑と学者間の思想的違い、さらに国民の大きな関心とマスコミの取材合戦が絡んで完全な政治マターと化した事情が明らかにされる。しか 平成から令和への改元を切り口に、天皇制の矛盾と欠点を暴き出す。改元が政府の思惑と学者間の思想的違い、さらに国民の大きな関心とマスコミの取材合戦が絡んで完全な政治マターと化した事情が明らかにされる。しかも皇位継承権者の先細りは以前から指摘されていたが、元号考案も密室内で取り扱われる極度の秘密主義から数人数家のみが担うことになり、昔の朝廷内での決定が民主的に見える逆説を生んだ。ネット社会を迎え明治に定められた天皇制の諸規定は完全に時代遅れとなり、その復活を唱える主張が逆に天皇制を危うくしている現実は重く苦い。 …続きを読む
    パトラッシュ
    2020年11月14日
    37人がナイス!しています
  • ▼新元号「令和」制定までの顛末を語る類書の中の一冊。他書と同じく著者は新聞記者。▼ただし、他書と異なるのは「令和」考案の中西進の事には殆ど触れていないところ。昭和の時代から、皇族の命名や元号考案に関わっ ▼新元号「令和」制定までの顛末を語る類書の中の一冊。他書と同じく著者は新聞記者。▼ただし、他書と異なるのは「令和」考案の中西進の事には殆ど触れていないところ。昭和の時代から、皇族の命名や元号考案に関わってきた漢学者・宇野家とその一門の歴史と動きが、この本が扱う中心的な内容だ。▼華々しく扱われた中西進の事柄とは違う側面から令和改元が語られる点で、貴重な一冊だと言えよう。▼元号に対する諸々についての強い拘りと気位の高さをを持つ漢学者たちの言動、安倍晋三の軽薄さが印象に残る。 …続きを読む
    梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」
    2021年08月07日
    18人がナイス!しています

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