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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2020年03月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784044005771

漢字文化の世界

  • 著者 藤堂 明保
  • 定価: 円(本体円+税)
発売日:
2020年03月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784044005771

『新漢和大字典』編纂の大家によるアジア文明論

古代人は、風と同系の「鳳」に、皇や王と同系の「凰」を組み合わせることで、「鳳凰」という風神の鳥=鳥の王者のイメージをつくりあげた。漢字という緻密な文字体系を支えている、鋭い観察力と言語感覚。身近な一字一字の成り立ちのなかにこそ、伝説や神話、農耕や牧畜に根ざした中国的世界観がみえてくる。漢和字典編纂の大家が中国文明史を概括することをめざし、生活や社会、政治、思想をもアジア的な視座でみつめた古典的名著。

もくじ

1 伝説と歴史

 一 歴史に先立つ太古の中国
 二 太古の黄河流域
 三 伝説と歴史の始まり
 四 夏王朝は実在か
 五 虚構の聖王盻眇禹
 六 中国の創世紀盻眇天地人間の初め
 七 殷・周の古代帝国

2 文字と民族

 一 漢字の生いたち
 二 竜神の守り盻眇越の国
 三 風の使者盻眇鳳凰
 四 西北の騎馬民族
 五 シルクロードの諸民族

3 風土と生活

 一 数の起源
 二 農耕の歩み
 三 牧畜の起こり
 四 自然と生活
 五 うつわの形
 六 工作・工事の原点
 七 絹と桑はどこから
 八 紙と印刷
 九 はかり方の起源

4 社会と思想

 一 陰と陽──周易の論理
 二 老子の嘆き
 三 国を窃めば侯となる──荘子
 四 扁鵲、病を治す──漢方の元祖
 五 健康とバランス
 六 士と民
 七 公と私
 八 文と武
 九 毛沢東の発想

あとがき

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「漢字文化の世界」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 漢字を手がかりに、歴史以前から現代に至る中国史を概観。特に上古史を汎アジア的視線で捉えようとしている点が新鮮。夏王朝の実在・非実在についての著者の考えは、なかなか微妙。今の日本の学者の考えは、通説の単 漢字を手がかりに、歴史以前から現代に至る中国史を概観。特に上古史を汎アジア的視線で捉えようとしている点が新鮮。夏王朝の実在・非実在についての著者の考えは、なかなか微妙。今の日本の学者の考えは、通説の単純な肯定や否定からも、かなり自由になっていておもしろいが、原著の1982年当時としては進んだ記述かもしれない。音韻論の専門家として、推定された上古音から単語家族とでも言うべき概念で論を進めているところが特徴。現代史については、著者がもし今も存命だったなら、もっと違った論が書かれていたかもしれない。 …続きを読む
    へくとぱすかる
    2020年04月12日
    57人がナイス!しています

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