13億人のトイレ 下から見た経済大国インド

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2020年08月10日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
232
ISBN:
9784040823614

13億人のトイレ 下から見た経済大国インド

  • 著者 佐藤 大介
  • 定価: 円(本体円+税)
発売日:
2020年08月10日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
232
ISBN:
9784040823614

トイレを見れば、丸わかり。ありそうでなかった、「トイレから見た国家」!

トイレを見れば、丸わかり。
都市と農村、カーストとイノベーション……
ありそうでなかった、「トイレから見た国家」。
海外特派員が地べたから徹底取材!!

インドはトイレなき経済成長だった!?
携帯電話の契約件数は11億件以上。
トイレのない生活を送っている人は、約6億人。
経済データという「上から」ではなく、トイレ事情という「下から」経済大国に海外特派員が迫る。
モディ政権の看板政策(トイレ建設)の成功は忖度の産物?
マニュアル・スカベンジャーだった女性がカーストを否定しない理由とは? 
差別される清掃労働者を救うためにベンチャーが作ったあるモノとは? 
ありそうでなかった、トイレから国家を斬るルポルタージュ!

トイレを求めてインド全土をかけめぐる!
■家にトイレはないけれど、携帯電話ならある
■トイレに行くのも命がけ
■盗水と盗電で生きる人たち
■「乾式トイレ」清掃の過酷さはブラック企業を超える
■「差別」ではなく「区別」と強弁する僧
■アジア最大のスラムの実情 etc.

【目次】
はじめに

第一章 「史上最大のトイレ作戦」――看板政策の実像と虚像
第二章 トイレなき日常生活――農村部と経済格差
第三章 人口爆発とトイレ――成長する都市の光と影
第四章 トイレとカースト――清掃を担う人たち
第五章 トイレというビジネス――地べたからのイノベーション
終章 コロナとトイレ――清掃労働者の苦渋

おわりに
主要参考文献一覧

もくじ

はじめに

第一章 「史上最大のトイレ作戦」――看板政策の実像と虚像
ガンジー誕生日/「スワッチ・バーラト」/人口の半分がトレイのない暮らしをしている/家にトイレはないけれど、携帯電話ならある/スワッチ・バーラトの「成功」/使われていないトイレ/トイレは妻のたっての希望でつくられた/「野外排せつゼロ」のカラクリ/トイレ設置が進んでも野外排せつが減らない/補助金の「もらえる詐欺」/ペーパートイレ/インド社会にも強い「忖度」がある/目玉政策だった「通貨廃止」の実態/モディの政治は「小泉流」だ/抗議の辞職/カシミールに生まれて

第二章 トイレなき日常生活――農村部と経済格差
野焼きの煙/トイレに行くのも命がけ/「安全のため」にトイレが欲しい/「トイレを作る余裕がない」/トイレなき経済成長/「村長が作れとうるさいから」/マジック/自殺する農民が後を絶たない

第三章 人口爆発とトイレ――成長する都市の光と影
汚れた「聖なる川」/信じる者は救われる?/疲れ切った川/都会の持つ別の顔/聖なるドブ川/下水インフラは都市部でも未発達だ/行政のアクションは鈍い/盗水と盗電/地下水の減少も進んでいる/「スラムドッグ・ミリオネラ」のロケ地/「非公認」のスラム

第四章 トイレとカースト――清掃を担う人たち
赤い目の清掃人/悪臭の中で/首まで汚水につかることもある/ある清掃労働者の死/「ダリット」という存在/「乾式トイレ」清掃の過酷さはブラック企業を超える/名ばかりの「ザル法」/いったい「カースト」とは何だろうか/インドはカーストを否定していない/「浄」「不浄」とダリット/二人の子どもはなぜ殺されたのか/「トランプ村」を訪れる/「不浄」なるトイレ/「それはやりたくない」/「差別」ではなく「区別」と強弁する僧/トイレの「聖人」/「不可触民の子どもだ」/ダリットの環境そのものを改善する/ガンジー主義者/「私もバラモンになりたい」/「聖人」のモディ評価

第五章 トイレというビジネス――地べたからのイノベーション
「スタートアップ大国」インド/トイレ清掃ロボットを開発する/安全と尊厳を取り戻す/ターゲットは農村/トイレで進出する日本企業/簡易トイレがインドの農村に根付く日

終章 コロナとトイレ――清掃労働者の苦渋
コロナはインドの暗部を浮き上がらせた/コロナ禍の清掃労働者たち/アジア最大のスラムの実情/「対策の中に私たちは含まれていないのか」

おわりに
主要参考文献一覧

メディアミックス情報

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「13億人のトイレ 下から見た経済大国インド」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 「三つ編み」で素手で他人の排泄物を集めるダリットの少女に衝撃を覚えた。ちょっとインド映画が好きでインドを知った気になっていた自分を恥じた。共同通信ニューデリー支局記者渾身のルポ。インドで多数派のヒンズ 「三つ編み」で素手で他人の排泄物を集めるダリットの少女に衝撃を覚えた。ちょっとインド映画が好きでインドを知った気になっていた自分を恥じた。共同通信ニューデリー支局記者渾身のルポ。インドで多数派のヒンズー教では、排泄物を穢れとし、自宅にトイレを作ることを忌む。もしくは最下層カーストに素手で掃除をさせ差別する。多くの家庭にはトイレがない。レイプの危険に晒され、夜明け前一日一度の排泄で凌ぐ女性もいる。ヒンズー至上主義のモディ首相は根本的な解決は何もしない。インドの闇。自分の価値観が揺らぎ頭を殴られるような良書。 …続きを読む
    ゆいまある
    2020年10月04日
    94人がナイス!しています
  • “下から目線”でインドを見つめ直す。経済的にポジティブな視点で語られることの多いインド。私の現代インド観は、映画『燃えよスーリヤ』、『ホテル・ムンバイ』によるものである。急成長、混沌のイメージのあるイ “下から目線”でインドを見つめ直す。経済的にポジティブな視点で語られることの多いインド。私の現代インド観は、映画『燃えよスーリヤ』、『ホテル・ムンバイ』によるものである。急成長、混沌のイメージのあるインド社会。そんな視点に新たな一石。“トイレ”から、トイレで見るインド。なんじゃそりゃといいたくなるものの、読んで納得。野がい排泄が主になっているという現実とその問題点。モディ首相によるインドの衛生面を改善させる「スワッチ・バーラト」の実現と実際。トイレから見えるインドの格差社会。インドが見えた気になれる良書。 …続きを読む
    サケ太
    2020年08月10日
    21人がナイス!しています
  • トイレ設置の問題が衛生面や水質汚染に関連することを想像するのはたやすいけど、インドではそれが女性のレイプや差別に起因する殺人にまで発展してしまうことが衝撃的だった。問題の根底に根付いているのはインド独 トイレ設置の問題が衛生面や水質汚染に関連することを想像するのはたやすいけど、インドではそれが女性のレイプや差別に起因する殺人にまで発展してしまうことが衝撃的だった。問題の根底に根付いているのはインド独自のカースト制度。ガンジーですら、平等を訴えつってカーストそのものは否定しなかったという事実にも驚き。インド、不思議な国だ… …続きを読む
    leo
    2020年10月24日
    20人がナイス!しています

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