角川俳句ライブラリー 十七音の可能性

角川俳句ライブラリー 十七音の可能性

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2020年08月11日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
184
ISBN:
9784044005740

角川俳句ライブラリー 十七音の可能性

  • 著者 岸本 尚毅
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2020年08月11日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
184
ISBN:
9784044005740

五・七・五――たった十七音の俳句がもつ、無限の文学的可能性。

十七音に季語ひとつ。いわば最短の詩歌である俳句は、なぜこれほど日本人に詠まれ、親しまれてきたのか。古典から近現代の俳人たちの名句を取り上げながら、俳句表現の可能性と多彩な魅力に迫る。新しい俳句入門! 十七音に季語ひとつ。いわば最短の詩歌である俳句は、なぜこれほど日本人に詠まれ、親しまれてきたのか。古典から近現代の俳人たちの名句を取り上げながら、俳句表現の可能性と多彩な魅力に迫る。新しい俳句入門!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「角川俳句ライブラリー 十七音の可能性」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 俳句が俳諧の「発句」から来ているように連句の中のから出てきたものだ。正岡子規は近代のアイデンティティを「発句」に求め「俳句」として独立させた。しかし虚子はそれを再び「俳諧」の精神に求めていく。それは日 俳句が俳諧の「発句」から来ているように連句の中のから出てきたものだ。正岡子規は近代のアイデンティティを「発句」に求め「俳句」として独立させた。しかし虚子はそれを再び「俳諧」の精神に求めていく。それは日本の伝統がその精神にあるからだと見たからだろう。近代詩は西欧の詩から個人のアイデンティティを求めて成立した過程がある。そのときに詩人たちも叙情詩と自由詩の中で葛藤していくのだった。俳句の伝統俳句と新興俳句の葛藤もこのへんにあるのかもしれない。自由律が短詩ではない理由は、俳諧としての連句ということにあるのかも。 …続きを読む
    かふ
    2023年07月02日
    13人がナイス!しています
  • 様々な作品を通した俳句史。とても分かりやすくて良い。名句と言われる句のどこが素晴らしいのか、どう鑑賞すればいいのかを一言ずつ丁寧に説明している。俳句は、発句からはじまり「たえず「自分探し」をして来た詩 様々な作品を通した俳句史。とても分かりやすくて良い。名句と言われる句のどこが素晴らしいのか、どう鑑賞すればいいのかを一言ずつ丁寧に説明している。俳句は、発句からはじまり「たえず「自分探し」をして来た詩型」。花鳥風詠、新興俳句、人間探求派、自由律俳句、震災詠、無季俳句。 …続きを読む
    せっか
    2021年07月09日
    2人がナイス!しています
  • たったの17音の中に、如何に想いが込められているか。その想いを受け止める感性を如何に育むか。俳句は奥が深く、底知れないとあらためて感じた。 たったの17音の中に、如何に想いが込められているか。その想いを受け止める感性を如何に育むか。俳句は奥が深く、底知れないとあらためて感じた。
    とむ
    2021年02月27日
    1人がナイス!しています

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