出航

出航

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2019年10月31日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
296
ISBN:
9784041089071

出航

  • 著者 北見 崇史
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2019年10月31日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
296
ISBN:
9784041089071

ようこそ、血と錆の匂いが染みついたこの町へ。

失踪した母を探して行きついたのは、動物の死骸が散乱し、血の匂いが充満した漁師町だったーー。第39回 横溝正史ミステリ&ホラー大賞優秀賞受賞、選考会時から賛否両論を巻き起こした問題作が遂に刊行! 失踪した母を探して行きついたのは、動物の死骸が散乱し、血の匂いが充満した漁師町だったーー。第39回 横溝正史ミステリ&ホラー大賞優秀賞受賞、選考会時から賛否両論を巻き起こした問題作が遂に刊行!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「出航」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 『肉船が父を喰っているのだ』キャー!【根腐れ蜜柑】の爛れた書ですと。血の臭いと鉄錆の味や蠢く腸・・何ともこれはの作品だった。横溝正史ミステリ&ホラー大賞優秀賞受賞作品。独鈷路戸(とっころと)と言う地名 『肉船が父を喰っているのだ』キャー!【根腐れ蜜柑】の爛れた書ですと。血の臭いと鉄錆の味や蠢く腸・・何ともこれはの作品だった。横溝正史ミステリ&ホラー大賞優秀賞受賞作品。独鈷路戸(とっころと)と言う地名も何となく何かがありそうな・・家族愛の話でもあるのだがちょっとお勧めはしない。北海道東部の厳しい寒さとどこか陰りのある海辺を想像しながら、とにかく読み切った次第。 …続きを読む
    いつでも母さん
    2019年11月26日
    162人がナイス!しています
  • 突然の母の家出。理由もわからず息子は母に会いに北海道の最果ての漁師町にひとり向かう。交通の便も悪く老人ばかりの町、そこは腐臭と動物の死骸に溢れ、そして見たこともない奇妙な生物が。蠢く腸がカモメを食らい 突然の母の家出。理由もわからず息子は母に会いに北海道の最果ての漁師町にひとり向かう。交通の便も悪く老人ばかりの町、そこは腐臭と動物の死骸に溢れ、そして見たこともない奇妙な生物が。蠢く腸がカモメを食らい…グロくて最初から最後まで強烈。飴村行や白井智之風であるが、その連続に食傷ぎみとなり何度か挫折しかかったが、止めるきっかけが掴めない。章にもなにも分かれてなくずっと文が続く。これは止めさせないための作戦か。なんとか読みきった自分に拍手。横溝正史ミステリーホラー大賞受賞作。これを選んだのはある意味すごい! …続きを読む
    モルク
    2020年07月06日
    93人がナイス!しています
  • 家出した母を追って北海道の辺境・独鈷路戸へやって来た主人公。錆び付き、奇妙な動物の遺体が転がる寒村で意地悪な老人たちにド突き回されながらたどり着いた真相とは。まぁ主人公がしょうもない奴(苦笑)。『根腐れ 家出した母を追って北海道の辺境・独鈷路戸へやって来た主人公。錆び付き、奇妙な動物の遺体が転がる寒村で意地悪な老人たちにド突き回されながらたどり着いた真相とは。まぁ主人公がしょうもない奴(苦笑)。『根腐れ蜜柑』なる書物を根源とする呪縛が支配する土地で巻き起こる怒濤の殺戮劇。母の愛に騙されちゃダメ。母は既に人の心を捨てています、『根腐れ蜜柑』を読み解けるくらいに。さぁ皆さん、声に出して読んでみましょう、根腐れ蜜柑根腐れ蜜柑根腐れ蜜柑・・・ほら狂えるアラブ人が呼んでいるよ~【日本の夏は、やっぱり怪談 和編】 …続きを読む
    眠る山猫屋
    2023年07月04日
    56人がナイス!しています

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