本を愛した彼女と、彼女の本の物語

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2019年09月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784049126884
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本を愛した彼女と、彼女の本の物語

  • 著者 上野 遊
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2019年09月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784049126884

「本」が生きる希望になる。 少女と一冊の本の心温まる物語。

 僕は本だ。一冊の文庫本だ。書名は『ホテル・カロン』。文庫本である僕は、なぜか生まれた時から意識があった。僕は悲しい事になかなか売れず、いつか返本されてしまうのではないか――そんな恐怖を抱き始めたある花冷えの日。何の前触れもなく僕は購入され、ある一人の少女・銀河と出会った。生きる希望を見失い、ただ無気力に過ごしていた彼女は、瞬く間に僕に恋をし、僕もまた彼女に恋をした。
 これは文庫本である僕が、ある一人の少女と過ごしたかけがえのない日々の物語だ。
 僕は本だ。一冊の文庫本だ。書名は『ホテル・カロン』。文庫本である僕は、なぜか生まれた時から意識があった。僕は悲しい事になかなか売れず、いつか返本されてしまうのではないか――そんな恐怖を抱き始めたある花冷えの日。何の前触れもなく僕は購入され、ある一人の少女・銀河と出会った。生きる希望を見失い、ただ無気力に過ごしていた彼女は、瞬く間に僕に恋をし、僕もまた彼女に恋をした。
 これは文庫本である僕が、ある一人の少女と過ごしたかけがえのない日々の物語だ。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「本を愛した彼女と、彼女の本の物語」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 称える語彙が無さすぎて情けなくなる!1頁目から心奪われた!貪るように、待ちきれず堪えきれずに頁を捲った!ライトノベルの意義と目的を遺憾なく発揮した感動作!主人公は本!文庫本の一人称で紡がれる、読書好き 称える語彙が無さすぎて情けなくなる!1頁目から心奪われた!貪るように、待ちきれず堪えきれずに頁を捲った!ライトノベルの意義と目的を遺憾なく発揮した感動作!主人公は本!文庫本の一人称で紡がれる、読書好きの手を止めさせない感涙ストーリー!心臓病を患い未来を絶望している女子高生の手にわたった文庫本。本に興味がなかった彼女が入院の退屈に飽き読み始める!勇気と希望を得、やがて親友、いや心友と繋がる。その後の輝く人生と感涙必至の結末に心奪われぬ読者はいない❗素晴らしきかな、本読み人生!感性を鷲掴みにされました‼️🙇 …続きを読む
    三代目 びあだいまおう
    2019年11月17日
    281人がナイス!しています
  • 購入本。最初パラパラっと読んで本が語ってる!と衝動買い。心臓病を患い将来に悲観的になっている15歳の少女が一冊の文庫本と出会い、人生を前向きに歩んでいく。その姿が文庫本の目線で語られている。「それでも僕 購入本。最初パラパラっと読んで本が語ってる!と衝動買い。心臓病を患い将来に悲観的になっている15歳の少女が一冊の文庫本と出会い、人生を前向きに歩んでいく。その姿が文庫本の目線で語られている。「それでも僕は、久しぶりに開いてもらって幸せだった」…文庫本のつぶやき、何とかしたいのに行動できないもどかしさ…文庫本の気持ちが心に沁みる。あんなに楽しい毎日だったのに、最後は思わず涙してしまった。本にも感情がある。本を、本との出会いを、そして人生を大切にしたいと思った。悲しいけど、読後感爽やかな一冊でした。 …続きを読む
    シナモン
    2019年10月01日
    109人がナイス!しています
  • 本を好きな人なら人なほど初心に帰れる作品。シンプルにいいと思った。こうして想いは手渡されていく。 本を好きな人なら人なほど初心に帰れる作品。シンプルにいいと思った。こうして想いは手渡されていく。
    佐島楓
    2019年10月06日
    77人がナイス!しています

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