人を心から愛したことがないのだと気づいてしまっても

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2020年03月23日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
224
ISBN:
9784041085059

人を心から愛したことがないのだと気づいてしまっても

  • 著者 戸田 真琴
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2020年03月23日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
224
ISBN:
9784041085059

いつか、ちゃんと愛を始めてみたかった

いつか、どこかに、私にしか愛することのできない誰かがいるかもしれない。
その時にちゃんと愛を始めてみたかった――

現役AV女優として活躍するかたわら、自らの言葉を綴ってきた戸田真琴。
真実を捉えていて、それぞれの立場に寄りそい、読むひとの心に届く彼女の言葉には男女ともに多くのファンがいる。
恋愛がすべてではないし、男女である前にひとりの人間同士だし、いつも器用に生きられなくたっていい、そうわかってはいるけれど、やり場のない感情を抱いてしまうとき。
この本に記された言葉は、そんなあなたに見つけられるのを待っています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

言葉を残したくなるのは、嬉しいときでもいい気分のときでもなくて、やっぱり何かが悲しいときだ。誤解をされてしまったこと、納得いかなかったこと、世の中のことが嫌いになってしまいそうな夜に、言葉をどこかに書こうと思う。
悲しみの中で書かれた言葉が、誰かの悲しみに触れる時、私の悲しみは、この世にあってよかったものだったんだと、そう思うことができた。
私の言葉が光る時、それは君が眩しそうな顔をして読んでいるそのときだけなのだ。

本書「第3章 私は私のままで、あなたはあなたのままで」より
いつか、どこかに、私にしか愛することのできない誰かがいるかもしれない。
その時にちゃんと愛を始めてみたかった――

現役AV女優として活躍するかたわら、自らの言葉を綴ってきた戸田真琴。
真実を捉えていて、それぞれの立場に寄りそい、読むひとの心に届く彼女の言葉には男女ともに多くのファンがいる。
恋愛がすべてではないし、男女である前にひとりの人間同士だし、いつも器用に生きられなくたっていい、そうわかってはいるけれど、やり場のない感情を抱いてしまうとき。
この本に記された言葉は、そんなあなたに見つけられるのを待っています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

言葉を残したくなるのは、嬉しいときでもいい気分のときでもなくて、やっぱり何かが悲しいときだ。誤解をされてしまったこと、納得いかなかったこと、世の中のことが嫌いになってしまいそうな夜に、言葉をどこかに書こうと思う。
悲しみの中で書かれた言葉が、誰かの悲しみに触れる時、私の悲しみは、この世にあってよかったものだったんだと、そう思うことができた。
私の言葉が光る時、それは君が眩しそうな顔をして読んでいるそのときだけなのだ。

本書「第3章 私は私のままで、あなたはあなたのままで」より

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

はじめに

第1章 いっそ限界まで値踏みされてしまいたかった
気がついたら、永遠を手に入れたくて
消費されることが怖かった
それでもすり減らない何かがあった
傷ついてもいいから、私でいたい
自由になるための、わかりやすい強さを

第2章 どこまでも、“私とあなた” でいるために
シーソーの反対側ばかりを選んでしまう人生でも
無責任な愛で
ピカソとレンブラント
最後には、二人だけの宇宙でまっさらな愛を

第3章 私は私のままで、あなたはあなたのままで
静かで普通のこころのままで
言葉なら、予定を合わせなくても待っていられる
光になるしか方法がない
SNSで死なないで
ツイッターから逃げ出して

第4章 映画も音楽もなくても世界は美しかった、それでも
理解できないものが、この世にひとつでもあってほしい
音楽は、人よりも先に鳴っているもの
たとえば、自分を反射させる鏡として

第5章 あなたが孤独でいる夜に
コンプレックス、君は愛を待つ場所
さみしくなったら、ジェットコースター
私にしかできない役を全うするために生きている
いない熱帯魚
人生は夢のようなものだろう

おわりに

「人を心から愛したことがないのだと気づいてしまっても」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 他の人と違いや生きづらさを感じているからこそ書ける文章で、己との対話、そしてそれを文字で表現することを続けてきた人なんだなと思う。ほぼ全文にマーカーを引きたくなった。こんな言葉で人を勇気づけられたらと 他の人と違いや生きづらさを感じているからこそ書ける文章で、己との対話、そしてそれを文字で表現することを続けてきた人なんだなと思う。ほぼ全文にマーカーを引きたくなった。こんな言葉で人を勇気づけられたらと思ってやまない。優しさや相手を想うことについて、具体的な人を思い浮かべて幸せな気持ちと不安な気持ち両方を味わった。何回も読み返すことになりそう。 …続きを読む
    Lee Dragon
    2023年04月26日
    15人がナイス!しています
  • ファンとの接し方、距離の取り方がとても好き。考え方なのかな、とても優しい人だと思う。読み始めるまで著者の本業を知らなかったけど、読み進めるにあたって全然気にならない。自然に受け入れられた。 ファンとの接し方、距離の取り方がとても好き。考え方なのかな、とても優しい人だと思う。読み始めるまで著者の本業を知らなかったけど、読み進めるにあたって全然気にならない。自然に受け入れられた。
    チワ
    2020年06月02日
    12人がナイス!しています
  • 戸田真琴さん2冊目の本。1冊目は自伝的な要素が強かったが、本作は自伝的な要素もあるけれどエッセイ感が強まった感じで、こちらのほうが戸田真琴さんの思想みたいなものを知るには適しているかなという印象。個人的 戸田真琴さん2冊目の本。1冊目は自伝的な要素が強かったが、本作は自伝的な要素もあるけれどエッセイ感が強まった感じで、こちらのほうが戸田真琴さんの思想みたいなものを知るには適しているかなという印象。個人的には1冊目より読みやすい。けっこう膝を打つような言葉が散りばめられている。あと言語化するのがとても繊細な方だなと思う。思想としてなんとなく仏教観的なものを感じる。もし次本を出すのであれば小説に挑戦したり、仏教に関係ある人と生き方、哲学的なことを対談形式でやっても面白いのではないかと。 …続きを読む
    ATS
    2020年03月27日
    10人がナイス!しています

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