角川選書

昆虫考古学

発売日:
2018年12月21日
商品形態:
電子書籍
昆虫考古学 電子版
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角川選書

昆虫考古学

  • 著者 小畑 弘己
発売日:
2018年12月21日
商品形態:
電子書籍

最新科学で迫る縄文時代。土器の粘土に残る痕跡から人々の暮らしが見える。

縄文土器の表面や断面に現れた当時のタネやムシたちの「圧痕」は、いわば「人が作った化石」といえる。土器の製作時に粘土中に練り込まれたコクゾウムシなどの貯蔵食物害虫をはじめとする家屋害虫は、縄文人が定住し、植物を栽培し、それらを貯蔵するようになって自然に集まってきたムシたちであった。従来の方法ではその資料的限界からわからなかった縄文時代の人々の意(衣)食住の実態を、今、この圧痕ムシたちが語り始める――。

1章 コン虫とガイ虫
2章 縄文土器はごきぶりホイホイ
3章 ムシとヒトの歴史――シラミとゴキブリ
4章 ウンチの中から出てくるムシたち
5章 ハエが見ていた人の死――葬送昆虫考古学の世界
6章 殺虫・防虫の考古学
7章 クリを食べたコクゾウムシ
終章 害虫と人の未来


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「昆虫考古学」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 面白かった!遺跡から発掘される昆虫やその痕跡から推測できる生活や社会の形成過程…いやあ、思いつきませんでした。定住生活が始まったからこそ悩まされる虫がいる。その共生関係が遺跡で見つかる…いえいえ、見つ 面白かった!遺跡から発掘される昆虫やその痕跡から推測できる生活や社会の形成過程…いやあ、思いつきませんでした。定住生活が始まったからこそ悩まされる虫がいる。その共生関係が遺跡で見つかる…いえいえ、見つける!その作業の大変さに思いがいきました。 …続きを読む
    たまきら
    2019年03月27日
    27人がナイス!しています
  • 日本における実例の紹介は意外と少なく、海外の文献の翻訳引用と思われる部分が多いのは残念。ただ、記紀神話の伊弉諾尊による伊弉冉尊訪問時の描写に関する解釈により、その舞台が九州である可能性を示唆している部 日本における実例の紹介は意外と少なく、海外の文献の翻訳引用と思われる部分が多いのは残念。ただ、記紀神話の伊弉諾尊による伊弉冉尊訪問時の描写に関する解釈により、その舞台が九州である可能性を示唆している部分などは極めて興味深い。日本では新しい研究分野みたいなので今後の研究成果に期待したい。☆☆☆★ …続きを読む
    はちめ
    2019年01月30日
    3人がナイス!しています
  • 「はじめに」だけでおもしろい本だとわかる。昆虫の生態から考古学の新たな視点ができあがる。難しくなりすぎないよう配慮された内容で、おもしろさがダイレクトに伝わってくる。読みながら、こないだ読んでた香りの 「はじめに」だけでおもしろい本だとわかる。昆虫の生態から考古学の新たな視点ができあがる。難しくなりすぎないよう配慮された内容で、おもしろさがダイレクトに伝わってくる。読みながら、こないだ読んでた香りの考古学的研究が防虫面においてリンクできそうと感じる。このリンクの気配はもっとたくさん隠れてるんじゃないかな。土器に埋め込まれた無数のコクゾウムシは、古代呪術・民俗学とリンクできそう。わくわくが止まらない。ハエのウジについては、赤穂市のアースの有吉さんを尋ねればいいのでは(この1つ前に読んでいた本) …続きを読む
    メイロング
    2019年06月12日
    2人がナイス!しています

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