- 著者 成田 良悟
- イラスト ヤスダ スズヒト
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2015年07月10日
- 判型:
- 文庫判
- ページ数:
- 322
- ISBN:
- 9784048652438
折原臨也と、夕焼けを
- 著者 成田 良悟
- イラスト ヤスダ スズヒト
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2015年07月10日
- 判型:
- 文庫判
- ページ数:
- 322
- ISBN:
- 9784048652438
これは『デュラララ!!』でもお馴染みの折原臨也を巡る物語――
地方都市に現れたとある情報屋。
彼がする事はただ情報を流し、誰かの背中を押す事のみ――。
「まったく、人間観察も一苦労だよ」
自分は情報屋である。そんな事を嘯く、一人の男がいた。ただ、本当に『情報屋』と呼ぶべき生業をしているのかどうかはさておき、彼が数多の情報を手にする力を持っている事だけは確かである。
彼は決して正義の味方などではなく、さりとて悪の手先というわけでもない。自分がないのではない。ただ、彼は平等なだけだった。己の欲望に、果てしなく素直なだけだった。『人間』。そんな単語のすべてにくるまれた有象無象の玉石達を、彼はひたすらに愛し続ける。
彼はただ、人を愛しているだけなのだ。たとえその結果、愛する人間を壊す事になったとしても。情報屋は、壊れてしまった人間も平等に愛でる事ができるのだから――。
彼がする事はただ情報を流し、誰かの背中を押す事のみ――。
「まったく、人間観察も一苦労だよ」
自分は情報屋である。そんな事を嘯く、一人の男がいた。ただ、本当に『情報屋』と呼ぶべき生業をしているのかどうかはさておき、彼が数多の情報を手にする力を持っている事だけは確かである。
彼は決して正義の味方などではなく、さりとて悪の手先というわけでもない。自分がないのではない。ただ、彼は平等なだけだった。己の欲望に、果てしなく素直なだけだった。『人間』。そんな単語のすべてにくるまれた有象無象の玉石達を、彼はひたすらに愛し続ける。
彼はただ、人を愛しているだけなのだ。たとえその結果、愛する人間を壊す事になったとしても。情報屋は、壊れてしまった人間も平等に愛でる事ができるのだから――。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「折原臨也と、夕焼けを」感想・レビュー
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自らは情報屋であると嘯く臨也が自らの心のままに暴れ回る物語。・・・自分、デュラララはアニメしか見てないがこの臨也、生き生きし過ぎている。心のままに危うい均衡の上に成り立つ舞台を引っ掻き回し改造し、最後 …続きを読む2016年10月10日38人がナイス!しています
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イザヤのゲスの極み度はいつもの通りだけれど、本編の臨也登場シーンより全然楽しく読めた。おそらく自分が静雄側のモノの見方をしてるからだろうけど、いつものメンバーが出てこないのなら臨也もありだなと思った。2015年10月12日35人がナイス!しています
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社会の裏の汚い部分や人間の醜い所が盛り沢山の話。ハッキリ言って、好きな種類の話じゃない!臨也が居るからこそ、重いだけの話じゃなくなった。情報が溢れ、惑わされ踊らされ破滅していく。でも、使い方次第で好転 …続きを読む2015年07月21日28人がナイス!しています