一投に賭ける 溝口和洋、最後の無頼派アスリート

2016年度 ミズノスポーツライター賞

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2016年07月01日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
244
ISBN:
9784041027431

2016年度 ミズノスポーツライター賞

一投に賭ける 溝口和洋、最後の無頼派アスリート

  • 著者 上原 善広
  • 定価: 円(本体円+税)
発売日:
2016年07月01日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
244
ISBN:
9784041027431

陸上界を貫き、競技を変えた漢を18年の歳月をかけて追った執念の取材!!

「全身やり投げ男」。1989年、当時の世界記録からたった6センチ足らずの87メートル60を投げ、その後はWGP(世界グランプリ)シリーズを日本人で初めて転戦し、総合2位となった不世出のアスリート・溝口和洋。

■中学時代は将棋部。
■高校のインターハイではアフロパーマで出場。
■いつもタバコをふかし、酒も毎晩ボトル一本は軽い。
■朝方まで女を抱いた後、日本選手権に出て優勝。
■幻の世界新を投げたことがある。
■陸上投擲界で初めて、全国テレビCMに出演。
■根っからのマスコミ嫌いで、気に入らない新聞記者をグラウンドで見つけると追いまわして袋叩きにしたことがある。

 無頼な伝説にも事欠かず、まさに陸上界のスターであった。
 しかし、人気も体力も絶頂期にあり、来季のさらなる活躍を期待されていたにもかかわらず、90年からはパタッと国内外の試合に出なくなり、伝説だけが残った……。
 その男の真実が、25年の歳月を経て、いま初めて明らかとなる。
 
 プロとは? アスリートとは? 天才と秀才の差とは? 日本人選手が海外選手に勝つための方法とは? 
 大宅賞受賞作家の上原善広が18年間をかけて聞き取りを続けた、まさにライフワークと言える作品。18年間の関係から紡がれる、ノンフィクションとしては異例の一人称文体。

 泥臭い一人の漢の生き様から、スポーツ界が、社会が、昭和と平成の歴史が彩られていく。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

プロローグ

第一章 発端

第二章 確立

第三章 挫折

第四章 復活

第五章 参戦

第六章 引退

エピローグ
著者あとがき

おすすめコメント

埋もれていた事実の発掘、一気読みさせてしまう文章力。(中略)
間違いなく今年のナンバーワン

― 栗下直也氏(書評家)

メディアミックス情報

NEWS

「一投に賭ける 溝口和洋、最後の無頼派アスリート」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 東京五輪が延期、コロナ禍で開催が危ぶまれている今だからこそ、この本を読めてホントに良かった。やり投げの溝口和洋は、平成が始まった年に、世界記録突破まであと6センチと迫った日本人として唯一の選手だった。 東京五輪が延期、コロナ禍で開催が危ぶまれている今だからこそ、この本を読めてホントに良かった。やり投げの溝口和洋は、平成が始まった年に、世界記録突破まであと6センチと迫った日本人として唯一の選手だった。が、その翌年、突如、競技人生を閉じる。その後、パチプロに。その謎を探って著者が18年をかけ、この1冊にまとめた。体格に劣る日本人が、世界に挑戦するとはどういうことか? 選手がなぜ、マスコミ嫌いになるのか? が明かされ、超面白かった。室伏広治が世界に挑戦できたのも彼の功績だったことも、初めて知った。感動。 …続きを読む
    鉄之助
    2021年05月26日
    266人がナイス!しています
  • 陸上競技の投擲種目、やり投げ。ハンマー投げは室伏がいるので多少は見たことあるけど、やり投げはなー…、と思ってたけど、このノンフめちゃめちゃ面白い! 一気読み! 溝口選手、もうなんか、スポーツマンという 陸上競技の投擲種目、やり投げ。ハンマー投げは室伏がいるので多少は見たことあるけど、やり投げはなー…、と思ってたけど、このノンフめちゃめちゃ面白い! 一気読み! 溝口選手、もうなんか、スポーツマンというよりも勝負師や職人のよう。極め方がすごすぎてなんか向こう側に行ってる!オカシイ。そしてカッコよかった! ノンフなのに一人称形式ってのも効いてる。いいもん読んだ。「どうしようもない記者には鉄拳制裁あるのみ」だって! カッコいい! …続きを読む
    おかむら
    2016年12月20日
    45人がナイス!しています
  • 本当にやり投げに命を賭けてる。練習が過酷すぎる。毎日限界に挑んでいる。やり投げで良い記録が出せたら体なんてどうなってもいい。誰になんて言われても気にならない。味方なんていらない。そんな感じ。本を読むと 本当にやり投げに命を賭けてる。練習が過酷すぎる。毎日限界に挑んでいる。やり投げで良い記録が出せたら体なんてどうなってもいい。誰になんて言われても気にならない。味方なんていらない。そんな感じ。本を読むとたいていその本に出てきたことをやってみたくなるけど、これは全くならなかった。なんかもう、一線を超えている。やり投げを引退した後パチプロになったというのも面白い。 …続きを読む
    さく
    2017年04月02日
    32人がナイス!しています

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著者紹介

上原 善広(うえはら よしひろ)

1973年大阪府生まれ。ノンフィクション作家。大阪体育大学卒業後、ノンフィクションの取材・執筆を始める。日本各地の被差別部落を訪ねた『日本の路地を旅する』で、2010年、第41回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。2012年、『「最も危険な政治家」橋下徹研究』(新潮45)で、編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞大賞受賞。著書に、『被差別の食卓』『聖路加病院訪問看護科』(新潮新書)、『私家版 差別語辞典』(新潮選書)、『石の虚塔』(新潮社)、『差別と教育と私』(文藝春秋)などがある。

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