危機を克服する教養 知の実戦講義「歴史とは何か」

危機を克服する教養 知の実戦講義「歴史とは何か」

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2015年01月31日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
248
ISBN:
9784041021491

危機を克服する教養 知の実戦講義「歴史とは何か」

  • 著者 佐藤 優
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2015年01月31日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
248
ISBN:
9784041021491

朽ちない教養をこの手につかめ!! 講義形式で贈る、人生の実用書。

現実は、思想が未だ動かしている。歴史とは何か?ヒューマニズムとは何か?近代とは何か?揺れる世界を視るには教養が必須となる。根源的な歴史哲学や論理が現実に強い影響を与えているからだ。重厚な知の連続講義! 現実は、思想が未だ動かしている。歴史とは何か?ヒューマニズムとは何か?近代とは何か?揺れる世界を視るには教養が必須となる。根源的な歴史哲学や論理が現実に強い影響を与えているからだ。重厚な知の連続講義!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「危機を克服する教養 知の実戦講義「歴史とは何か」」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 第二次大戦中、空爆が絶対されない場所は箱根と軽井沢だった。それは、各国の大使館があったから。思想の出来方には4つの段階がある。⑴生活に根ざした、具体的な実感⑵そこから立ち上る意見(ドクサ) ⑶意見を付き合わ 第二次大戦中、空爆が絶対されない場所は箱根と軽井沢だった。それは、各国の大使館があったから。思想の出来方には4つの段階がある。⑴生活に根ざした、具体的な実感⑵そこから立ち上る意見(ドクサ) ⑶意見を付き合わせ、理論的、自然や他者に合った形に調停し共同主観化⑷エピステーメーとして意識から認識に、そして実践していく。そう考えるとネット上で言いっ放しになっているほとんどの意見はどの位置なのか。必要な段階をすっ飛ばしていくとポピュリズムになりやすいのではないか。 …続きを読む
    非日常口
    2015年03月25日
    25人がナイス!しています
  • 佐藤優氏の「歴史とは何か」と題した講義を書籍化したものだが…ムツカシイ。書籍でこれだけ難しいのだから、実際の講義に参加したら私なんかだと理解不能だろう。思想を講義しているので、やたら引用が多く、慣れな 佐藤優氏の「歴史とは何か」と題した講義を書籍化したものだが…ムツカシイ。書籍でこれだけ難しいのだから、実際の講義に参加したら私なんかだと理解不能だろう。思想を講義しているので、やたら引用が多く、慣れない身としてはこれが非常に厄介で難しく感じる。しかし、面白い。著者は現在日本には反知性主義が蔓延っているとする。そして、螺旋を描くように歴史を繙きながら、現代の我々の位置付けを明らかにしようとする。しかし難解。再読必至の書。 …続きを読む
    春風
    2016年03月12日
    19人がナイス!しています
  • 近代というシステムがはらむ構造的危機を、歴史・ヒューマニズム・近代〈モダン〉の講義を通して炙り出す。危機は事後的にわかる。それについて著者は『なぜこのようになるのか。「われわれが危機を直視していない」 近代というシステムがはらむ構造的危機を、歴史・ヒューマニズム・近代〈モダン〉の講義を通して炙り出す。危機は事後的にわかる。それについて著者は『なぜこのようになるのか。「われわれが危機を直視していない」というのが、私の率直な見解だ。』と洞察する。即ち反知性主義という妖怪が跋扈していると。昨今のコロナ禍への対応も、(直近の)歴史として危機を直視してきたか否かが対応の良し悪しを決定しているように思えてならない。日本人は論理として、反知性的に合理主義と生命至上主義、個人主義を超克していることを認知せねばならない。 …続きを読む
    春風
    2020年04月18日
    16人がナイス!しています

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