ものかげの雨

ものかげの雨

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2019年03月18日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
184
ISBN:
9784048765046

ものかげの雨

  • 著者 高倉 やえ
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2019年03月18日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
184
ISBN:
9784048765046

心の澱みから立ち昇る名状しがたい不安と怖れ、そして官能。異色の短篇集。

第1回林芙美子文学賞佳作の表題作「ものかげの雨」と、新作3篇を収録。4作品に通底する老いのテーマとともに、人間の悲喜こもごもと心の機微をときにユーモラスに、ときに官能的に、見事に描き切った傑作短篇集。 第1回林芙美子文学賞佳作の表題作「ものかげの雨」と、新作3篇を収録。4作品に通底する老いのテーマとともに、人間の悲喜こもごもと心の機微をときにユーモラスに、ときに官能的に、見事に描き切った傑作短篇集。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「ものかげの雨」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • おもしろかった。作者の語彙が豊富で、また描写が細かいので、作者の目を通して見える事象を追体験することで、普段私が見えていない高い解像度の世界を眺めることができて楽しかった。素敵な一文。「一本のタンポポ おもしろかった。作者の語彙が豊富で、また描写が細かいので、作者の目を通して見える事象を追体験することで、普段私が見えていない高い解像度の世界を眺めることができて楽しかった。素敵な一文。「一本のタンポポは地面と太陽と雨だけに気づいていたとしても雲のかげで息をつき、蜂の羽音に揺れたように。」登場人物の年齢設定高めで彼らが自身の壮年を顧みながら現在を語るような作品だった。 …続きを読む
    ねこ
    2023年07月23日
    3人がナイス!しています

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