「鳥のうた、魚のうた」感想・レビュー
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著者初読み。表題作を含む6編の短編集。表題作で、「幽」怪談文学賞 短編部門 大賞受賞ということで、位置づけは怪談集なのかもしれないが、実際には、ホラー、恐怖話と言うより、異形のもの、この世ならぬ者との邂 …続きを読む2015年07月20日47人がナイス!しています
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著者初読み。表題作は、打ち捨てられた屋敷神に祈ると夭逝した姉が鶏の体に女の顔で現れ、不吉な予言をして「木綿のハンカチーフ」を音外れに歌うと言う、目にも耳にも不気味な話。他に「安藤くんのプレゼント」「豊 …続きを読む2022年08月29日41人がナイス!しています
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《この、人の頭をつけた奇妙な鶏は、私の姉だ。》帯の文句と表紙絵に釣られた一冊。『幽』怪談文学賞の大賞というからどれほどの怖さを味わえるのかと思っていたが、これは賞の選者や他の読者たちが感想にのべたよう …続きを読む2013年01月26日41人がナイス!しています