黒牛と妖怪

黒牛と妖怪

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2009年05月01日
判型:
文庫判
ページ数:
288
ISBN:
9784404037022
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黒牛と妖怪

  • 著者 風野 真知雄
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2009年05月01日
判型:
文庫判
ページ数:
288
ISBN:
9784404037022
江戸が東京と改まった明治の世、「妖怪」と恐れられた洋風嫌いの男が企てた一計とは・・・。人気絶頂の著者が放つ珠玉の短編集。 江戸が東京と改まった明治の世、「妖怪」と恐れられた洋風嫌いの男が企てた一計とは・・・。人気絶頂の著者が放つ珠玉の短編集。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「黒牛と妖怪」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 「黒牛と妖怪、新兵衛の攘夷、檻の中、秘伝阿呆剣、爺」全5話。タイトルから妖が登場する話かと思っていたのでしたが違いました。普通に時代小説でした。一番好きな話は座敷牢で3年間を過ごした勝海舟の父・小吉の 「黒牛と妖怪、新兵衛の攘夷、檻の中、秘伝阿呆剣、爺」全5話。タイトルから妖が登場する話かと思っていたのでしたが違いました。普通に時代小説でした。一番好きな話は座敷牢で3年間を過ごした勝海舟の父・小吉の話「檻」。座敷牢に閉じ込められているのに、そんな不自由さを全く感じさせないおおらかさのようなものに惹かれました。オチを含めて面白かったです!織田家の宿老の話「爺」。破天荒な信長に振り回される爺に同情します。初読みの作家さんでしたが面白かったです。他の本も読んでみようと思います。★★★★ …続きを読む
    うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
    2014年02月14日
    52人がナイス!しています
  • 他の作者で似たようなものは書かれていないはず。どれも歴史的事実に関わりなく、作者の奇想から出来上がった物語。『黒牛と妖怪』明治初期、妖怪と称された元江戸南町奉行鳥居耀蔵が、時代が見えぬまま己が思いで突 他の作者で似たようなものは書かれていないはず。どれも歴史的事実に関わりなく、作者の奇想から出来上がった物語。『黒牛と妖怪』明治初期、妖怪と称された元江戸南町奉行鳥居耀蔵が、時代が見えぬまま己が思いで突っ走る。『新兵衛の攘夷』黒船と浪人と長屋の住人。落語のような話。『檻の中』勝海舟の父小吉が座敷牢に込められたまま悪さをする。『秘伝阿呆剣』秘剣なんです、強いんです。『爺』信長の守役平手政秀が腹を切る。理由は息子と信長の不仲では無かった、実は・・・。いずれもユーモア溢れる書きようで、気軽に楽しめます。 …続きを読む
    mapion
    2025年04月11日
    42人がナイス!しています
  • 風野さんデビュー作。5篇の短編集。短編もイケるじゃないか風野さん!妖怪こと鳥居耀蔵の晩年を描いた表題作も、その他四編もどれも楽しく読めました。ただどうしても「妻は、くノ一」の鳥居のイメージが邪魔して余 風野さんデビュー作。5篇の短編集。短編もイケるじゃないか風野さん!妖怪こと鳥居耀蔵の晩年を描いた表題作も、その他四編もどれも楽しく読めました。ただどうしても「妻は、くノ一」の鳥居のイメージが邪魔して余計に面白かったり(笑) …続きを読む
    はま
    2013年10月13日
    26人がナイス!しています

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