奇跡の時代

奇跡の時代

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2013年06月28日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
336
ISBN:
9784041104866

奇跡の時代

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2013年06月28日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
336
ISBN:
9784041104866

美しかった地球の記憶は残るのだろうか――米国各紙誌絶賛の新たな才能!

突然、地球の自転が遅くなり始めた。気候や農作物、人々の心にも変化が生じるなか、ロス郊外の町に暮らす少女・ジュリアを取りまく状況も変わっていく。なんとか生きのびようともがく人々の姿を静謐に描く。 突然、地球の自転が遅くなり始めた。気候や農作物、人々の心にも変化が生じるなか、ロス郊外の町に暮らす少女・ジュリアを取りまく状況も変わっていく。なんとか生きのびようともがく人々の姿を静謐に描く。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「奇跡の時代」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 滅びへの道行きが始まった時、小さな変化が次々と起こった。その原因は不明で、人々はそれに対して最初は怯えた。でも世界は破滅は中々、迎えず、やがて変化よりも日常が手一杯になった。そして人々は滅ぶまで、いつ 滅びへの道行きが始まった時、小さな変化が次々と起こった。その原因は不明で、人々はそれに対して最初は怯えた。でも世界は破滅は中々、迎えず、やがて変化よりも日常が手一杯になった。そして人々は滅ぶまで、いつも通りの日常が続くと思っていたのだ・・・。今日(1/12)放送の『チコちゃんに叱られる』でも「地球の自転が遅くなったらどうなるのか?」がシミュレートされていましたが、まさにこの本の終盤のような事が提示されていました。滅び行く世界と箍が外れていく人々と不安要素に加え、思春期ならではの反抗心や潔癖さが合わさる。 …続きを読む
    藤月はな(灯れ松明の火)
    2019年01月11日
    81人がナイス!しています
  • もしも原因不明の地球への変化が起きた時、人々はこんな行動をとるのかもしれないと、思わず信じてしまうような、不思議な物語でした。恐怖を感じるには幼すぎた11歳の少女ジュリアには、世界中が感じている恐怖より もしも原因不明の地球への変化が起きた時、人々はこんな行動をとるのかもしれないと、思わず信じてしまうような、不思議な物語でした。恐怖を感じるには幼すぎた11歳の少女ジュリアには、世界中が感じている恐怖よりも学校の友達や近所の人との関係の悪化の方が重要でした。わたしにも身に覚えのある子どもの頃の感受性を引き出され、懐かしくなってしまいました。本当に不思議な読後感♡(⑅ˊᵕˋ⑅)♡ …続きを読む
    mizuki
    2019年09月25日
    44人がナイス!しています
  • 地球の自転が減速し、一日が少しずつ長くなり、日常に罅が入る。今時世界の終末を描いた作品など珍しくないのかもしれないけれど、学校の友達関係や肉体的コンプレックスに悩む子ども時代の回想という形式が非凡だと 地球の自転が減速し、一日が少しずつ長くなり、日常に罅が入る。今時世界の終末を描いた作品など珍しくないのかもしれないけれど、学校の友達関係や肉体的コンプレックスに悩む子ども時代の回想という形式が非凡だと思う。つまり世界レベルの異常事態の進展と思春期の平凡な悩みが並列しているのである。事件が次々と起こるのに、どこか淡々としているのは、自意識が芽生え肉体がぐんぐん成長してゆく時期が、世界の退潮と重なっているからではないのか。漠然とした不安、ある種の高揚、埋めようもない喪失感。深い溜息がもれた。 …続きを読む
    かんやん
    2021年09月03日
    34人がナイス!しています

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