- 著者 加藤 精一
- カバーデザイン 芦澤 泰偉
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2012年04月25日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 208
- ISBN:
- 9784044089030
空海入門
- 著者 加藤 精一
- カバーデザイン 芦澤 泰偉
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2012年04月25日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 208
- ISBN:
- 9784044089030
こだわらない、押しつけない、引きずられない――。革新的人間像に迫る!
讃岐の豪族の家に生まれた天才児真魚(後の空海)は、一族の期待を背負い大学に入学。しかし貴族に交じり富と名声のために学ぶことに疑問を感じ、自由な思索、自由な学問を求め仏道へと帰依、留学僧となって中国に渡る――。思想の出発点となった『三教指帰』、円熟期の集大成『秘蔵宝鑰』をはじめ多くの著作も紹介。日本の思想・宗教界を導き、後に弘法大師と尊称された空海の生涯と、現代に脈々と息づくその教えに迫る!
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
序
第一章 空海の生涯
一 青年期と入唐
誕生から大学入学
大学中退と苦悩
空海を取りまく時代の状況
『三教指帰』執筆の動機
『三教指帰』の目的
『三教指帰』の内容
『大日経』に出会う
留学生として入唐、長安滞在そして帰国
二 思想の形成期──四十代──
「中寿感興の詩」に思いをこめる
最澄との交流
空海と最澄、それぞれの道
高野山の開創
三 円熟期における社会活動
讃岐国万濃池の修築
新しい文化の第一人者となる
綜藝種智院の創設
『秘密曼荼羅十住心論』と『秘蔵宝鑰』の制作
隠棲と入定
第二章 著作と思想
一 著作の全容
二 『秘蔵宝鑰』について
はじめに
十住心思想の概要
『秘蔵宝鑰』中巻の十四問答
三 大乗仏教から密教へ
顕教と密教
即身成仏思想
大乗仏教から密教へ
第三章 空海と現代
一 空海の生き方──引きずられない人──
二 空海思想の今日的意義
はじめに
心の自由
共生の理念
仏の探究は人間の探究
『理趣経』の人間観
祖先を敬い神仏を尊ぶ──日本人の美風の維持──
三 空海の宗教観──人生と宗教と──
四 空海と芸術
文章論について
書道について
五 空海の生死観──死をいかに見つめ、どう対処するか──
はじめに
『死を見つめる心』
『三教指帰』の「生死海の賦」
『秘蔵宝鑰』の序文
むすびにかえて
文庫版あとがき
空海略年譜
主要参考文献
第一章 空海の生涯
一 青年期と入唐
誕生から大学入学
大学中退と苦悩
空海を取りまく時代の状況
『三教指帰』執筆の動機
『三教指帰』の目的
『三教指帰』の内容
『大日経』に出会う
留学生として入唐、長安滞在そして帰国
二 思想の形成期──四十代──
「中寿感興の詩」に思いをこめる
最澄との交流
空海と最澄、それぞれの道
高野山の開創
三 円熟期における社会活動
讃岐国万濃池の修築
新しい文化の第一人者となる
綜藝種智院の創設
『秘密曼荼羅十住心論』と『秘蔵宝鑰』の制作
隠棲と入定
第二章 著作と思想
一 著作の全容
二 『秘蔵宝鑰』について
はじめに
十住心思想の概要
『秘蔵宝鑰』中巻の十四問答
三 大乗仏教から密教へ
顕教と密教
即身成仏思想
大乗仏教から密教へ
第三章 空海と現代
一 空海の生き方──引きずられない人──
二 空海思想の今日的意義
はじめに
心の自由
共生の理念
仏の探究は人間の探究
『理趣経』の人間観
祖先を敬い神仏を尊ぶ──日本人の美風の維持──
三 空海の宗教観──人生と宗教と──
四 空海と芸術
文章論について
書道について
五 空海の生死観──死をいかに見つめ、どう対処するか──
はじめに
『死を見つめる心』
『三教指帰』の「生死海の賦」
『秘蔵宝鑰』の序文
むすびにかえて
文庫版あとがき
空海略年譜
主要参考文献
「空海入門」感想・レビュー
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顕教の小乗大乗諸宗から密教の天台華厳真言まで明快な体系化を図ったという空海。彼の著作を紐解くことは即ちそれまでの仏教の歴史と教義を知ることに繋がる。それを分かりやすく解説してくれる。小乗と大乗を水面に …続きを読む2017年08月15日75人がナイス!しています
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弘法大師空海の著作を、多くの人々が理解できるようにしたいと、正確な現代語に訳してこられた、加藤精一さんによる『空海入門』。最澄と空海と、並べて語られることの多い弘法大師ですが、大日如来のお導き、としか …続きを読む2018年11月23日28人がナイス!しています
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内藤家は真言宗なので、祖母も父も仏壇に手を合わせながら「南無大師遍照金剛」と唱えておりました。お大師様こと空海の事跡は知っていても、じゃあ空海の思想とはどんなものなんだろう?と思って読みました。著者は …続きを読む2022年04月09日14人がナイス!しています