居心地の悪い部屋

居心地の悪い部屋

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2012年03月26日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
224
ISBN:
9784041101278

居心地の悪い部屋

  • 編・訳 岸本 佐知子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2012年03月26日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
224
ISBN:
9784041101278

読めばもう二度と元の世界には戻れない。今とは違う世界へ誘う短編集。

不条理な暴力の影に見え隠れする計り知れない大きな感情、耐えがたい緊迫感、うっすらと不安になる奇想などなど。編者のダークサイドのアンテナが強烈に反応した異形の作品だけを選りすぐった短編集。 不条理な暴力の影に見え隠れする計り知れない大きな感情、耐えがたい緊迫感、うっすらと不安になる奇想などなど。編者のダークサイドのアンテナが強烈に反応した異形の作品だけを選りすぐった短編集。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「居心地の悪い部屋」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 岸本佐知子 編 訳の海外短編小説アンソロジー。本の造りのセンスが良い。表紙。タイトルと収録作家名が不規則に斜めに書かれており、いかにも「居心地が悪い」。見返しは真っ黒。次に薄紙に英文表記されたタイトルと 岸本佐知子 編 訳の海外短編小説アンソロジー。本の造りのセンスが良い。表紙。タイトルと収録作家名が不規則に斜めに書かれており、いかにも「居心地が悪い」。見返しは真っ黒。次に薄紙に英文表記されたタイトルと作家名、捲ると扉はシルバー地の中央にクロームメッキ様の鍵のイラスト。さあ、部屋を開けて、と気持ちが高ぶる。12編の短編は確かに間違いなく、どれも変で「居心地が悪い」。中でも一番のお気に入りは「来訪者」だ。抜群に面白い。白眉は巻末だ。両面真っ赤な頁。次に両面真っ黒な頁。この本は欲しい。手元に置いておきたい。 …続きを読む
    青乃108号
    2024年07月29日
    181人がナイス!しています
  • 読友さんの感想から。短篇小説12編収録のアンソロジー。どの話も不気味というか、不穏な空気を纏った作品でタイトル通り「居心地」が悪い。お気に入りは、頭の傷から「記憶」が物質となって溢れ落ちるシュールな話、 読友さんの感想から。短篇小説12編収録のアンソロジー。どの話も不気味というか、不穏な空気を纏った作品でタイトル通り「居心地」が悪い。お気に入りは、頭の傷から「記憶」が物質となって溢れ落ちるシュールな話、ルイス・アルベルト・ウレア作の「チャメトラ」。ブライアン・エヴンソンの「ヘベはジャリを殺す」、ジュディ・バドニッツの「来訪者」も良かった。 …続きを読む
    青蓮
    2015年10月18日
    86人がナイス!しています
  • 【日本の夏は、やっぱり怪談】〈其の三・和洋折衷〉ホラーと言うより、なんとも居心地の悪い短編集。とんでもないことが起きているのに何でもなかったり、ごく普通の日常のようなのにとても異常で気味悪かったり。「 【日本の夏は、やっぱり怪談】〈其の三・和洋折衷〉ホラーと言うより、なんとも居心地の悪い短編集。とんでもないことが起きているのに何でもなかったり、ごく普通の日常のようなのにとても異常で気味悪かったり。「へべはジャリを殺す」ではいきなり瞼を縫い付けているし、「来訪者」では両親がやって来るだけの話なのに不安感と薄気味悪さがいっぱいだし。岸本佐知子さんのセンスは、とても好き。 …続きを読む
    keroppi
    2024年08月16日
    72人がナイス!しています

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