地名でわかるオモシロ世界史

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2011年01月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
272
ISBN:
9784044094263
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地名でわかるオモシロ世界史

  • 著者 宮崎 正勝
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2011年01月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
272
ISBN:
9784044094263

ロシアは「ヴァイキングの土地」? 由来と謎解きでトリビア満載の世界史!

ルーマニアは「ローマ人の土地」、ロシアはヴァイキングの「ルス人の土地」、大航海時代の日本は黄金の島「ワクワク」と呼ばれていた?ハンブルクなどブルクやバーグのつく地名は、中世ヨーロッパの城壁に囲まれた都市を表すなど、世界の国々や都市の名には、帝国の拡大、宗教戦争、民族大移動、「新大陸」発見、産業革命など、世界を巻き込んだ大変革の足跡が刻まれている。由来と歴史地図の読み解きで楽しむ、発見の世界史。 ルーマニアは「ローマ人の土地」、ロシアはヴァイキングの「ルス人の土地」、大航海時代の日本は黄金の島「ワクワク」と呼ばれていた?ハンブルクなどブルクやバーグのつく地名は、中世ヨーロッパの城壁に囲まれた都市を表すなど、世界の国々や都市の名には、帝国の拡大、宗教戦争、民族大移動、「新大陸」発見、産業革命など、世界を巻き込んだ大変革の足跡が刻まれている。由来と歴史地図の読み解きで楽しむ、発見の世界史。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

はじめに

1 ヨーロッパの地名の源はギリシア、ローマ
「五大陸」と「七つの海」が世界史の骨格をつくった
地中海の東西で決まった大陸名
なぜ地中海にフェニキア地名が広がっているか
古代ギリシアをつくったポリスと植民市
アレクサンドロス大王の遠征とアレクサンドリア
ヨーロッパに広がるローマ帝国由来の地名
アラビア半島の繁栄とエリュトラー海

2 民族移動と経済が生んだ中世ヨーロッパの地名
ヨーロッパに広がる先住民ケルトの地名
ゲルマン民族の大移動が生んだイア地名とランド地名
ヴァイキングの活動に由来する地名
中世の経済伸展とブルク地名、グラード地名

3 イスラームの興亡と西アジア
ギリシア語がかかわるメソポタミア・エジプトの地名
文明と地名が交差、シリアとパレスチナ
ペルシア帝国で広がったスタン地名
イスラーム世界へと変貌した西アジア・地中海
「パックス・イスラーミカ」(イスラームの平和)という繁栄
イスラーム帝国の都、カイロとイスタンブール

4 モンゴル帝国が変えた中央アジアの地名
中央アジアを東西に結んだシルクロード
「ユーラシア帝国」だった大モンゴル帝国
中央アジアのケント地名とアバード地名

5 ロシア帝国の誕生とスラブの国々
ロシアに広がるゴロド地名
シベリアを拓いたスク地名
地名にみるスラブ世界

6 中華思想が反映、東アジアの地名
地名にも反映された中華思想
黄河と秦の大帝国
唐から清までの首都の移り変わり
東方と南方の中華世界と漢字文化
JapanとKoreaの起源
中華帝国の海との結びつき、黄海と南海

7 インド文明と東南アジアの地名
インドの地名を左右するインダスとガンジス
インドの地理とプル、ナガル地名
東南アジアの地名にみるヒンドゥ教・インド世界

8 「大航海時代」と産業革命が生んだ地名
「大航海時代」の先がけとアフリカ西岸
コロンブスの誤解が生んだカリブ海域の地名
「新大陸」を舞台にした大西洋交易
宗教戦争後に台頭したオランダ
産業革命とイギリスのエンパイア・ルート

9 アメリカという「新世界」
スペイン人がつけたラテン・アメリカの地名
ラテン・アメリカの「国民国家」誕生
複雑な新興国、アメリカ合衆国
アメリカの独立とフロンティア開発
四〇〇〇万人の移民の国
州の名で読む合衆国
大国カナダの誕生

10 国名で読むアフリカとオセアニア
植民と独立でついたアフリカの国名
ヨーロッパ人が勝手に地名をつけたオセアニア

「地名でわかるオモシロ世界史」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 浅く広く面白かった。改めて西欧が長きにわたって世界を牛耳っていたのだと分かった。 浅く広く面白かった。改めて西欧が長きにわたって世界を牛耳っていたのだと分かった。
    ruruti
    2014年11月06日
    3人がナイス!しています
  • 歴史が好き。言語学も好き。地図を眺めるのも好き。というわけで、本書を楽しく読了。気楽な読み物を連想しそうなタイトルと表紙デザインの割に、中身は充実。黄金の国ジパング伝説は平泉の金色堂が基になったと思っ 歴史が好き。言語学も好き。地図を眺めるのも好き。というわけで、本書を楽しく読了。気楽な読み物を連想しそうなタイトルと表紙デザインの割に、中身は充実。黄金の国ジパング伝説は平泉の金色堂が基になったと思っていたが、奥州藤原氏以前から東北は砂金の産地であり、そのずっと前から黄金郷伝説の一つとして語られていたのも、よく考えてみれば納得。地名は歴史の語り部。市町村合併や地域おこしという名目のもとに、安易にいじって良いものではない。ましてや「漢字が難しい」「素敵な印象にしたい」なんて理由で変更するのは言語道断。 …続きを読む
    左近
    2023年04月01日
    2人がナイス!しています
  • 世界の地名の由来からざっと歴史をたどる、という書き方が面白かった。雑学本としても、充分楽しめた一冊。 世界の地名の由来からざっと歴史をたどる、という書き方が面白かった。雑学本としても、充分楽しめた一冊。
    松露
    2011年02月12日
    1人がナイス!しています

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