- 著者 上田 秋成
- 訳注 井上 泰至
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2010年06月23日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 320
- ISBN:
- 9784044011048
春雨物語 現代語訳付き
- 著者 上田 秋成
- 訳注 井上 泰至
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2010年06月23日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 320
- ISBN:
- 9784044011048
恐ろしいのは妖異か人か―。古今に材をとり描く、秋成独特の奇妙な世界
古今に材を求めた秋成の短編集を、わかりやすい現代語訳と読みやすい原文で深く味わう――。平城天皇を乱に巻き込み、挙げ句敗れて自刃した愛人薬子の血は飛び散り、乾かないという怪異を描く『血かたびら』、妹の結婚を相手の父に潰された兄の狂気と愛情に迫る『死しに首くびの咲え顔がお』、不幸にも敵かたきと枕を並べてしまった遊女は思いつめ、法然上人の下に向かう『宮木が塚』、大罪を犯した男の、晩年の驚きの末路を描く『はんかい』等ユニークな全10編。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
凡例
(序)
◇現代語訳
◆校注本文
血かたびら
◇現代語訳
◆校注本文
天津処女
◇現代語訳
◆校注本文
海賊
◇現代語訳
◆校注本文
二世の縁
◇現代語訳
◆校注本文
目ひとつの神
◇現代語訳
◆校注本文
死首の咲顔
◇現代語訳
◆校注本文
捨石丸
◇現代語訳
◆校注本文
宮木が塚
◇現代語訳
◆校注本文
歌のほまれ
◇現代語訳
◆校注本文
樊カイ 上
◇現代語訳
◆校注本文
樊カイ 下
◇現代語訳
◆校注本文
補注
解説
上田秋成略年譜
(序)
◇現代語訳
◆校注本文
血かたびら
◇現代語訳
◆校注本文
天津処女
◇現代語訳
◆校注本文
海賊
◇現代語訳
◆校注本文
二世の縁
◇現代語訳
◆校注本文
目ひとつの神
◇現代語訳
◆校注本文
死首の咲顔
◇現代語訳
◆校注本文
捨石丸
◇現代語訳
◆校注本文
宮木が塚
◇現代語訳
◆校注本文
歌のほまれ
◇現代語訳
◆校注本文
樊カイ 上
◇現代語訳
◆校注本文
樊カイ 下
◇現代語訳
◆校注本文
補注
解説
上田秋成略年譜
「春雨物語 現代語訳付き」感想・レビュー
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テレビドラマ「木乃伊の恋」の原作である円地文子「二世の縁拾遺」の原作の春雨物語。雨月より読みにくいですが、内容は雨月よりバラエティに富んでて好きです。マイベストはやはり「二世の縁」。…「お前らが大事に …続きを読む2016年01月19日42人がナイス!しています
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「怪談を読む・書く」から派生。上田秋成・晩年の小説集。怪異は本筋ではなく、秋成の文学論や観念を提示する装置として使われます。平城天皇の懊悩と反乱を扇動した薬子の自決「血かたびら」、色好みの寵臣・良岑宗 …続きを読む2021年07月24日37人がナイス!しています
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「目ひとつの神」に登場する怪異の描写が面白く、想像してちょっと笑ってしまった。あれなら僕も会ってみたいくらいだ。しかも、解説によると、あの神は●●を表しているらしい。あんな風に面白可笑しく表現できるのは …続きを読む2020年12月05日11人がナイス!しています