脳のなかの天使

脳のなかの天使

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2013年03月22日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
456
ISBN:
9784041101049

脳のなかの天使

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2013年03月22日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
456
ISBN:
9784041101049

幻肢の衝撃、自閉症の謎、共感覚の不思議。奇妙な症例から脳のなかを探る!

丸に尻尾を描いただけで豚のお尻に見えるのは脳が必要な情報を瞬時に補い認識しているから。進化の過程で脳細胞が発達させてきた人間らしさとは何かの謎に迫る一気読み必至のエンタメ科学ノンフィクション! 丸に尻尾を描いただけで豚のお尻に見えるのは脳が必要な情報を瞬時に補い認識しているから。進化の過程で脳細胞が発達させてきた人間らしさとは何かの謎に迫る一気読み必至のエンタメ科学ノンフィクション!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「脳のなかの天使」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 原題『The Tell-Tale Brain』。進化の著しい脳神経科学という分野において、もはや古典の風格すらある『脳のなかの幽霊』の主題を現代的にアップデートした内容。今回は文化の形成や言語能力といった人間らしさを成 原題『The Tell-Tale Brain』。進化の著しい脳神経科学という分野において、もはや古典の風格すらある『脳のなかの幽霊』の主題を現代的にアップデートした内容。今回は文化の形成や言語能力といった人間らしさを成り立たたせる要素により接近しており、中でもメタファーを共感覚の一種として考える視点やミラーニューロンと芸術の関係性についての考察はとても刺激的。言語の起源についてもチョムスキーやピンカーの学説を踏まえながら、それを実証的に説明していくその知性溢れる語り口はとても腑に落ちて、しかも楽しいのだ。 …続きを読む
    zirou1984
    2014年08月12日
    47人がナイス!しています
  • 2013.06.02(読んだわけではありません、日経新聞読書欄から)(著者=米カリフォルニア大学サンディエゴ校教授) (長谷川眞理子書評=総合研究大学院大学教授) (見出=美を感じるヒトの特性に迫る) ラマチャ 2013.06.02(読んだわけではありません、日経新聞読書欄から)(著者=米カリフォルニア大学サンディエゴ校教授) (長谷川眞理子書評=総合研究大学院大学教授) (見出=美を感じるヒトの特性に迫る) ラマチャンドランは脳神経科学者、奇妙な症例や巧妙な実験、明らかにされる脳の働き。 面白い著作続々、今回もOK。 ヒトが他の生物と違ってユニークな心持つことになっている神経基盤に迫る。 ここでは芸術、アートにかかわる問題を取り上げよう。  …続きを読む
    i-miya
    2013年06月02日
    33人がナイス!しています
  • 『脳のなかの幽霊』は脳の機能や患者たちの病理にフォーカスを当ててそこから人類の脳の不思議・神秘をミクロな次元から(つまり「細部」に光を当てて)解明していった印象がある。それと比べると本書のアプローチは 『脳のなかの幽霊』は脳の機能や患者たちの病理にフォーカスを当ててそこから人類の脳の不思議・神秘をミクロな次元から(つまり「細部」に光を当てて)解明していった印象がある。それと比べると本書のアプローチは実にマクロな次元において、人類の脳が芸術や哲学をどう切り開いてきたかを説いている印象を受ける。ざっくり整理してしまうなら「人類の脳が『概して』この世界をどう捉えているか」「どう捉えられうるポテンシャルを孕むか」という見方がベースにあると睨む。その意味で本書は応用編として読みごたえあり、十二分に満喫できたと思う …続きを読む
    踊る猫
    2024年06月26日
    30人がナイス!しています

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