ウィーン家族

ウィーン家族

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2009年11月30日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
232
ISBN:
9784048740005

ウィーン家族

  • 著者 中島 義道
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2009年11月30日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
232
ISBN:
9784048740005

妻子に徹底的に嫌われる哲学者の初・家族小説。

自己愛が強く他人を愛せない主人公・康司、彼に依存し支配しようとする妻、そして康司を毛嫌いする14歳の一人息子。康司の研究留学先ウィーンで、この閉ざされた家族関係の行方は……闘う哲学者の初の小説。 自己愛が強く他人を愛せない主人公・康司、彼に依存し支配しようとする妻、そして康司を毛嫌いする14歳の一人息子。康司の研究留学先ウィーンで、この閉ざされた家族関係の行方は……闘う哲学者の初の小説。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「ウィーン家族」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 読後に重いものが残る小説。康司が多喜子の料理をホテルのベランダで踏みつけたシーンが印象に残っている。アマルガムのような気持ちが彼の中にあることをわかっているが愛することができない。屈折し続ける家族をよ 読後に重いものが残る小説。康司が多喜子の料理をホテルのベランダで踏みつけたシーンが印象に残っている。アマルガムのような気持ちが彼の中にあることをわかっているが愛することができない。屈折し続ける家族をよそにウィーンの風景はただただ美しい。 …続きを読む
    どらがあんこ
    2018年07月29日
    9人がナイス!しています
  • 妻はじめ 身内の愚痴に終始する一冊。書くことで己の鬱屈した魂を解放したいのか?その場合対象は誰でもいいってこと?悪口を小説に昇華させる訳でもなく、似たような出来事の羅列。読者としてはまさに通り魔に遭っ 妻はじめ 身内の愚痴に終始する一冊。書くことで己の鬱屈した魂を解放したいのか?その場合対象は誰でもいいってこと?悪口を小説に昇華させる訳でもなく、似たような出来事の羅列。読者としてはまさに通り魔に遭ってしまったような不快感。お互い嫌ならほっときゃいいのに、どっちもどっちな腐れ縁。 …続きを読む
    レイコ
    2019年06月16日
    2人がナイス!しています
  • なかなか分かり合えない夫婦。夫のほうは妻の行動も気持ちも分析できているのに、共感はできない。実家の両親も仲が悪かったらしい。でも物凄く珍しい訳ではない。仲の悪い夫婦から生まれる子どもなんてザラだ。ただ なかなか分かり合えない夫婦。夫のほうは妻の行動も気持ちも分析できているのに、共感はできない。実家の両親も仲が悪かったらしい。でも物凄く珍しい訳ではない。仲の悪い夫婦から生まれる子どもなんてザラだ。ただ、よりデリケートな子どもの場合深く深く傷つくだろう。主人公は傷ついた。そして共感能力が低いために恨みばかり残ったのかも。 …続きを読む
    ゆきらぱ
    2013年05月13日
    2人がナイス!しています

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