訊問の罠 ――足利事件の真実

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2009年08月26日
判型:
新書判
ページ数:
224
ISBN:
9784047102088
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訊問の罠 ――足利事件の真実

  • 著者 菅家 利和
  • 著者 佐藤 博史
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2009年08月26日
判型:
新書判
ページ数:
224
ISBN:
9784047102088

暴力、嘘の自白の強要……私の人生は権力に殺された

足利事件は"仕組まれた冤罪"だった!嘘の自白の強要、DNA再鑑定の抹殺、嘘の証言の強要、口封じのための?死刑執行などの、科警研・警察・検察・裁判所・法務省の恐るべき「犯罪」を、冤罪被害者と弁護人が告発 足利事件は"仕組まれた冤罪"だった!嘘の自白の強要、DNA再鑑定の抹殺、嘘の証言の強要、口封じのための?死刑執行などの、科警研・警察・検察・裁判所・法務省の恐るべき「犯罪」を、冤罪被害者と弁護人が告発

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「訊問の罠 ――足利事件の真実」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 正義って何だろうと考えてしまう。でっち上げ捏造改竄までしてDNA型鑑定の価値を世間に認めさせるために過ちを認めず菅家さんを犯人に仕立て上げ真犯人を野放しにする。この事件に関わった人たちの中にどれだけ私は 正義って何だろうと考えてしまう。でっち上げ捏造改竄までしてDNA型鑑定の価値を世間に認めさせるために過ちを認めず菅家さんを犯人に仕立て上げ真犯人を野放しにする。この事件に関わった人たちの中にどれだけ私は正しいことをしたと胸を張れる人がいるだろうか。菅家さんの時間を奪っただけでなく、被害者の子供たちの家族や真実のために必死に職務をまっとうした人たちの思いまで踏みにじったことを考えたことはあるのだろうか。もしも正しいことをしようとして許されなければそれもまたつらいことだと思う。 …続きを読む
    lonesome
    2014年12月12日
    34人がナイス!しています
  • タイトルにある「訊問の罠」とは,戦前の刑事訴訟法では被疑者・被告人は「主体」ではなく「対象」として訊問されたことに由来する。菅家さんは,警察官・検察官だけではなく,弁護人や裁判官からも「訊問」の対象と タイトルにある「訊問の罠」とは,戦前の刑事訴訟法では被疑者・被告人は「主体」ではなく「対象」として訊問されたことに由来する。菅家さんは,警察官・検察官だけではなく,弁護人や裁判官からも「訊問」の対象とされ,「罠」に嵌り,長い間そこから抜け出すことができなかった(あとがきより)。ロー生としては,刑事裁判の実際を掴むための副読本としても読める。特に「!」となったのは,公判期日における供述には信用性が認められないが,警察官に対する供述調書には信用性があると判断しているあたり(p.106前後)。 …続きを読む
    takizawa
    2009年12月04日
    6人がナイス!しています
  • 星3つ。菅家さんの自白は非論理的で、秘密の暴露もないのにも関わらず、不正確なDNA鑑定を盲目的に信じるあまり、警察、検察官、裁判官の全てが真実を見誤りました。更に恐ろしいのは、なぜ見誤ったかを明らかにせず 星3つ。菅家さんの自白は非論理的で、秘密の暴露もないのにも関わらず、不正確なDNA鑑定を盲目的に信じるあまり、警察、検察官、裁判官の全てが真実を見誤りました。更に恐ろしいのは、なぜ見誤ったかを明らかにせず、真実を闇に葬ろうとする権力の存在であると感じました。 …続きを読む
    boyaki
    2010年06月21日
    2人がナイス!しています

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