• パジャマに裸足、ロウソクを持って夜を歩く「夜寝ない子のともだちは 星とネコとお月様」。寂しさを包むように広がる山川さんの描く夜空の寛容さも印象的だった、珈琲で繋がる物語。当たり前ながら人に限らず動物に パジャマに裸足、ロウソクを持って夜を歩く「夜寝ない子のともだちは 星とネコとお月様」。寂しさを包むように広がる山川さんの描く夜空の寛容さも印象的だった、珈琲で繋がる物語。当たり前ながら人に限らず動物にもいつも暮らしを助けてくれる物たちにも、この世に生まれて終わりの日を迎えるまでの物語があり、そこには優しさも哀しみも存在する。何気なく通り過ぎてしまう小さな瞬間に耳を澄ませば、在りえないと思う不思議さえまるで今までもそんな形をした世界だったかのように別の顔を見せてくれるのかもしれない。 …続きを読む
  吉田あや

  2021年11月18日
  72人がナイス！しています
• ああ、読み終えてしまった。読書の間、コーヒーの香りをずっと嗅いでいたようでした。 一人で飲む、二人で飲む。家で飲む、喫茶店で飲む。コーヒーとともにある様々な景色。時に猫が、探偵が、漫画家が人生（猫生も ああ、読み終えてしまった。読書の間、コーヒーの香りをずっと嗅いでいたようでした。 一人で飲む、二人で飲む。家で飲む、喫茶店で飲む。コーヒーとともにある様々な景色。時に猫が、探偵が、漫画家が人生（猫生も？）を交差させる。 豊かな香りと柔らかな苦味を楽しんだ後で口に出るのは「コーヒーをもう一杯」 …続きを読む
  kei-zu

  2022年11月25日
  27人がナイス！しています
• 山川直人氏が描く箱庭的な世界観も好み。このシリーズは１話完結型のコーヒーが関わるオムニバス。四畳半的な雰囲気を感じつつも、携帯電話など連載が行われたゼロ年代を彷彿とさせる点も作品をイメージしやすく、懐 山川直人氏が描く箱庭的な世界観も好み。このシリーズは１話完結型のコーヒーが関わるオムニバス。四畳半的な雰囲気を感じつつも、携帯電話など連載が行われたゼロ年代を彷彿とさせる点も作品をイメージしやすく、懐かしさを覚える。コーヒーを味わうように作品を味わう、まさにそんな印象。美味しいコーヒーを淹れてくれる個人の喫茶店、いいですよね！　全5巻、読了。 …続きを読む
  いちろく

  2025年12月02日
  24人がナイス！しています

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