忍者烈伝

忍者烈伝

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2009年05月18日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
416
ISBN:
9784046216489

忍者烈伝

  • 著者 稲葉 博一
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2009年05月18日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
416
ISBN:
9784046216489

戦国乱世に生きた仇花・忍びの者。その生き様に人間の本性を問う問題作。

術が過ぎたために恐れられた「忍びの者」と、戦国という時代を駆け抜けた男たちの戦略、深謀、裏切り。最後に笑うのは誰だ? 圧倒的筆力で描くノンストップ・エンターテインメント時代小説。 術が過ぎたために恐れられた「忍びの者」と、戦国という時代を駆け抜けた男たちの戦略、深謀、裏切り。最後に笑うのは誰だ? 圧倒的筆力で描くノンストップ・エンターテインメント時代小説。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「忍者烈伝」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 時は戦国時代。闇から生まれ闇を生きる忍者の生き様、その一生とは。闇とは、人の心の中にあり、それに昼夜はない。捨て子となり、忍者に拾われ、他の生き方を知らない「鳶」と呼ばれる加藤段蔵。生粋の忍者でありな 時は戦国時代。闇から生まれ闇を生きる忍者の生き様、その一生とは。闇とは、人の心の中にあり、それに昼夜はない。捨て子となり、忍者に拾われ、他の生き方を知らない「鳶」と呼ばれる加藤段蔵。生粋の忍者でありながら、闇に「正心」を貫く老忍ヒダリ。恐れられ、忌み嫌われる忍者よりも、それを道具として好きに扱う権力者の方が魔物に違いない。あまりに優れた技を持つことが仇となった段蔵の波乱の一生には胸が詰まった。ラストの忍者同士の戦いの迫力は、鳥肌モノ。しかし、段蔵が本当にもう・・・。(涙) …続きを読む
    non
    2009年07月27日
    8人がナイス!しています
  • 段蔵や上野ノ左を中心とした忍びの生き方の物語といえます。段蔵の成長を通し、いかにして忍びが育てられるかを知り、ヒダリによって忍びの正心を、抜け忍となった段蔵の生き方に時代の中での忍びの存在というものを 段蔵や上野ノ左を中心とした忍びの生き方の物語といえます。段蔵の成長を通し、いかにして忍びが育てられるかを知り、ヒダリによって忍びの正心を、抜け忍となった段蔵の生き方に時代の中での忍びの存在というものを教えられました。 そしてその姿は強く印象を残します。 アクションも派手で面白い話です。だけど読後に残るのはそんな昂奮ではなく、哀しい生き方ゆえの切ない気持ちでありました。 …続きを読む
    むつぞー
    2009年10月05日
    5人がナイス!しています
  • いわゆる「本格派」忍者小説は、司馬遼太郎の登場を嚆矢とする。無論、本書は「本格派」の系譜に連なるものであろうが、物語のノリは結構少年漫画的なので、普段時代小説を読まない人でもこれは面白く読めるのではな いわゆる「本格派」忍者小説は、司馬遼太郎の登場を嚆矢とする。無論、本書は「本格派」の系譜に連なるものであろうが、物語のノリは結構少年漫画的なので、普段時代小説を読まない人でもこれは面白く読めるのではないか。なによりチャンバラの描き方が上手い。主人公は加藤段蔵、異名を飛び加藤、いわずとれた実在の(?)伝説的忍者であるが、虚点と実点の距離の据え方に妙があって、作者の才能を感じさせる。随所に司馬遼太郎や白土三平へのオマージュが散見されるのも、忍者フリークとしては嬉しい。 …続きを読む
    三柴ゆよし
    2010年03月09日
    3人がナイス!しています

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