パピヨン

パピヨン

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2008年12月18日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
272
ISBN:
9784046211903

パピヨン

  • 著者 田口 ランディ
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2008年12月18日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
272
ISBN:
9784046211903

生と死、ターミナルケア、看取り――に真正面から挑んだ衝撃作!

「死」を捉えようとする田口に突きつけられた父の看取りという現実。これは偶然なのか。生と死をめぐるシンクロニシティの中で、生、死、ターミナルケア、意識、エリザベス・キューブラー・ロスの真意に迫る衝撃作! 「死」を捉えようとする田口に突きつけられた父の看取りという現実。これは偶然なのか。生と死をめぐるシンクロニシティの中で、生、死、ターミナルケア、意識、エリザベス・キューブラー・ロスの真意に迫る衝撃作!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「パピヨン」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • キューブラー・ロス著「死ぬ瞬間」は20年前に読んだ。当時は自分も親も若く、終末医療は身近に感じられなかった。ターミナルケアの先駆者のロスが、ある意味オカルト的な評価を受け、失意の晩年を送ったとは知らな キューブラー・ロス著「死ぬ瞬間」は20年前に読んだ。当時は自分も親も若く、終末医療は身近に感じられなかった。ターミナルケアの先駆者のロスが、ある意味オカルト的な評価を受け、失意の晩年を送ったとは知らなかった。田口ランディは好きな作家だし、ロスに偶然インスパイアされたのも必然だったとファンとして思う。フロイト、ユング、ロス、遠藤周作、河合隼雄、そして田口ランディ。少しずつの複雑な繋がりが続いていく。ランディさんが父親の終末医療で親子の関係を見つめ直せて良かった。どんな形の親子であれ。 …続きを読む
    ann
    2015年12月03日
    33人がナイス!しています
  • 偶然にも、エリザベス・キューブラー・ロスの本に挫折したところで手にしてしまった。田口さんの本はいつも重くのしかかる。読むのにすごくエネルギーを使ってしまう。父が亡くなった時、お坊さんが「仏様は、仏様と 偶然にも、エリザベス・キューブラー・ロスの本に挫折したところで手にしてしまった。田口さんの本はいつも重くのしかかる。読むのにすごくエネルギーを使ってしまう。父が亡くなった時、お坊さんが「仏様は、仏様となってから、たくさんのことを教えてくれる」とおっしゃっていたことを思い出した。先に旅立った人は、雄弁に物語るものなのだ。「私は大丈夫でない。あなたも大丈夫でない。だからそれで大丈夫。」あるがままを受け入れること。ロスの本を、また改めて読んでみたいと思う。 …続きを読む
    みあお
    2014年04月26日
    7人がナイス!しています
  • 「死の受容五段階モデル」を唱えたエリザベス・キュープラー・ロスを知り理解しようとしていく日々の中で、父親の死がリンクする。『死』はその当人だけでなく、周りも巻き込む。身近な人間が『死』に至るまでの過程 「死の受容五段階モデル」を唱えたエリザベス・キュープラー・ロスを知り理解しようとしていく日々の中で、父親の死がリンクする。『死』はその当人だけでなく、周りも巻き込む。身近な人間が『死』に至るまでの過程を、精神的にも、現実的にもどう付き合っていくか・・。心の準備をしておくこと、たとえ役に立たないとしても、やはり覚悟をしておくためには、読んで良かったと思った。 …続きを読む
    バーベナ
    2016年04月24日
    5人がナイス!しています

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著者紹介

田口ランディ(たぐち・らんでぃ)

1959年生まれ。作家、エッセイスト。2000年長編小説『コンセント』でデビュー。主に人間の心の問題をテーマに幅広く執筆活動を展開。小説に『アンテナ』『モザイク』『被爆のマリア』『キュア』『蝿男』『蛇と月と蛙』、エッセイに『ほつれとむすぼれ』『パピヨン』『生きなおすのにもってこいの日』など多数。

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