私の戦後短歌史

私の戦後短歌史

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2009年09月10日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
320
ISBN:
9784046213785

私の戦後短歌史

  • 著者 岡井 隆
  • 著者 小高 賢
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2009年09月10日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
320
ISBN:
9784046213785

岡井隆のすべてがここにある。

歌人であった父の影響で「アララギ」に入会、近藤芳美らと「未来」を創刊し、前衛歌人を経て現在に至るまで。小高賢を聞き手としてつぶさに語られた岡井隆の戦後短歌史。 歌人であった父の影響で「アララギ」に入会、近藤芳美らと「未来」を創刊し、前衛歌人を経て現在に至るまで。小高賢を聞き手としてつぶさに語られた岡井隆の戦後短歌史。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「私の戦後短歌史」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 父親から本を勧められて素直に面白いと従う。歌壇でも絶えず父親的(兄貴分かもしれない)な存在として、近藤芳美や塚本邦雄がいて、それでも「アララギ」を離れなかった(アララギのお坊ちゃんという)。「未来」は 父親から本を勧められて素直に面白いと従う。歌壇でも絶えず父親的(兄貴分かもしれない)な存在として、近藤芳美や塚本邦雄がいて、それでも「アララギ」を離れなかった(アララギのお坊ちゃんという)。「未来」はそんな「アララギ」の中の一つとして、今も存続していた。保守的でありながら元マルキスト。流されやすいのかもしれない。ただ弟や妹もそうだったようだから、あの頃の社会的な問題でもあるが家族的な問題でもあったのかと思うのは母親が精神病院に入ったという話。今だったらそれは家族の問題として向き合うべきなのかもと思える。 …続きを読む
    かふ
    2024年10月05日
    17人がナイス!しています
  • 何となく短歌の本が読みたくなり。岡井隆については歌人で医者で反体制、お洒落なおじさまくらいのイメージしかなかったので色々驚いた。語り口は淡々としているけれど、異常なほど色々な「欲」が強い人という印象。 何となく短歌の本が読みたくなり。岡井隆については歌人で医者で反体制、お洒落なおじさまくらいのイメージしかなかったので色々驚いた。語り口は淡々としているけれど、異常なほど色々な「欲」が強い人という印象。歌壇の中心にありながらどこか第三者的というか冷静で...不思議。戦後短歌史をざっくり振り返るつくりで、俵万智の登場を歌人たちがどのように捉えていたのか等、とても興味深かった。穂村弘にカウンターが現れなかったのは、本人のみならず短歌界にとって物凄い不幸だったのだなと思う。 …続きを読む
    羽毛
    2014年05月27日
    1人がナイス!しています

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