怪異学の可能性

怪異学の可能性

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2009年03月25日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
400
ISBN:
9784048850100

怪異学の可能性

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2009年03月25日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
400
ISBN:
9784048850100

日本人の怪異観を探り、新たな日本文化の側面に光を当てる、画期的な試み

古来、「怪異」とは「天や神」に関わるとされ、また時に為政者の都合の良いように塗り替えられてきた。「怪異」を、日本人がどのように認識してきたかを分析する。日本文化の新たな側面を開拓しようと試みる一冊。 古来、「怪異」とは「天や神」に関わるとされ、また時に為政者の都合の良いように塗り替えられてきた。「怪異」を、日本人がどのように認識してきたかを分析する。日本文化の新たな側面を開拓しようと試みる一冊。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「怪異学の可能性」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 日本の謎と不思議に挑戦する、東アジア恠異学会。 東アジアというのは、日本について語る最低限の範囲で、実際には西洋や、仏教についての話題も扱う、諸外国の文献は、あまり登場しない。 可能性とあるように、本 日本の謎と不思議に挑戦する、東アジア恠異学会。 東アジアというのは、日本について語る最低限の範囲で、実際には西洋や、仏教についての話題も扱う、諸外国の文献は、あまり登場しない。 可能性とあるように、本書は射程範囲にあることをある程度連ねたもので、統一した何かといったものは、朧げである。 この朧げなものが、この学会の標的となる。 妖怪はキャラクター的に捉えられがちだが、文献などの記録を読むと、多くは気配や声のようなもの、妖怪とは体験、あるいは、理解・解釈のことを指しているように思われる。 …続きを読む
    ∃.狂茶党
    2021年12月23日
    4人がナイス!しています
  • 様々な人による、日本史・日本文学史上に表れた怪異に関する論集。当時の人の怪異とのつきあい方がわかって興味深かった。 様々な人による、日本史・日本文学史上に表れた怪異に関する論集。当時の人の怪異とのつきあい方がわかって興味深かった。
    メーテル/草津仁秋斗
    2015年08月16日
    0人がナイス!しています
  • 京極氏の文章を読むために手に取りましたが、ちゃんと全部読みましたよ!論文集なんて久しぶりだったので、あれこれ考えながら読めて楽しかったです。東アジア恠異学会は「王権と怪異」を中心に据えてるようですが、 京極氏の文章を読むために手に取りましたが、ちゃんと全部読みましたよ!論文集なんて久しぶりだったので、あれこれ考えながら読めて楽しかったです。東アジア恠異学会は「王権と怪異」を中心に据えてるようですが、個人的には「民衆と怪異」にも着手していただきたい。それにしても、京極さんの文章はやっぱりすごい。言葉の嵐に翻弄されていつの間にか導かんとするところに導かれてしまう感じ。 …続きを読む
    さやまめ
    2011年08月26日
    0人がナイス!しています

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