FRAGILE

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2008年04月07日
判型:
A6判
商品形態:
文庫
ページ数:
322
ISBN:
9784048670029
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FRAGILE

  • 著者 木原 音瀬
  • イラスト 高緒 拾
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2008年04月07日
判型:
A6判
商品形態:
文庫
ページ数:
322
ISBN:
9784048670029

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「FRAGILE」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 好意が憎悪に変わる瞬間を垣間見えた作品。 尽くしてきた大河内に裏切られて鬼と化した青池。監禁したうえ、犬扱い。食事も睡眠もまともに取れない大河内は次第に衰弱していく。青池も正気の沙汰ではないが、それだ 好意が憎悪に変わる瞬間を垣間見えた作品。 尽くしてきた大河内に裏切られて鬼と化した青池。監禁したうえ、犬扱い。食事も睡眠もまともに取れない大河内は次第に衰弱していく。青池も正気の沙汰ではないが、それだけのことをしてきた大河内にも問題があって、同情の余地なし。心が手に入らないのなら、傍に置いて支配するだけで満たされようとする青池の葛藤がリアル。心理描写、表現描写共にレベルが高い。エグい話ではあるものの、二回目も圧倒的に引き込まれた。 …続きを読む
    2019年02月15日
    38人がナイス!しています
  • 再読。00年雑誌掲載、08年後編を追加してB‐PRINCE文庫の創刊ラインナップとして刊行。パワハラ上司×有能な部下。大河内はずるくて小心者なのにきれい。ちょっと脅されるとヒィヒィ言う受けは、他の作品でも読んだ気 再読。00年雑誌掲載、08年後編を追加してB‐PRINCE文庫の創刊ラインナップとして刊行。パワハラ上司×有能な部下。大河内はずるくて小心者なのにきれい。ちょっと脅されるとヒィヒィ言う受けは、他の作品でも読んだ気がする。攻めの青池も、大河内をソフトに監禁し始めた時、友人を連れてきたの一番狂っていた。いったい、あのシーンは何がしたかったんだろう?狂犬タイプが自分の感情を持て余して、グルグルしてたなと。プレイを話しの流れに押し込めて、狂気とか演出するのはさすがだなあと思うのです。 …続きを読む
    パラ野
    2015年05月30日
    37人がナイス!しています
  • う〜〜〜ん、凄い。この読後感は、複雑だ。倒錯の世界。歪んでいるのは間違いない、それもかなり。大河内の酷い奴加減がハンパない。いやむしろ人間ってこうだよな、醜いんだよと変に納得してしまう。綺麗ごとで語ら う〜〜〜ん、凄い。この読後感は、複雑だ。倒錯の世界。歪んでいるのは間違いない、それもかなり。大河内の酷い奴加減がハンパない。いやむしろ人間ってこうだよな、醜いんだよと変に納得してしまう。綺麗ごとで語られるラブストーリーにはないグロさと執着の美学。どこまで耐えられるだろうと思いながら読んだが、後半の予期せぬ展開に度肝をぬかれながらも、意外と冷静にそれでいて引き込まれていく世界観。最後まできっちり読ませる筆力。→続く …続きを読む
    えんび@灯れ松明の火(文さんに賛同)
    2010年12月11日
    36人がナイス!しています

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