エコーズ

エコーズ

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2011年05月30日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
528
ISBN:
9784048741972

エコーズ

  • 著者 早瀬 乱
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2011年05月30日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
528
ISBN:
9784048741972

あのころ夢見た未来はどこに行ったんだろう?

未来がまだ輝きを保っていたころ、別の生き物になることを願って進化の素・ロータスを口にした少年たち。忌まわしい記憶とともに封印された物語は新たな少年たちに引き継がれ、半世紀の時をこえて響きあう。 未来がまだ輝きを保っていたころ、別の生き物になることを願って進化の素・ロータスを口にした少年たち。忌まわしい記憶とともに封印された物語は新たな少年たちに引き継がれ、半世紀の時をこえて響きあう。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「エコーズ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 二段組みで500頁超の大作。早瀬さんらしい、この先いいことなんて何も待ってないんじゃない?みたいな雰囲気で物語は進む。小学5年生の子どもって外の世界に目を向け出す時期なのかな。そんな子どもの抱える葛藤や 二段組みで500頁超の大作。早瀬さんらしい、この先いいことなんて何も待ってないんじゃない?みたいな雰囲気で物語は進む。小学5年生の子どもって外の世界に目を向け出す時期なのかな。そんな子どもの抱える葛藤や希望や絶望や・・・。戦後から現代まで世代を繋いで紡がれる子どもたちの夢と哀しみは切なく、オトナになってしまった自分らには二度と作り出せない世界。とはいえ、子どもの世界の話ではありません。早瀬さん、超寡作だが次作が楽しみ。 …続きを読む
    RIN
    2016年10月31日
    20人がナイス!しています
  • ウ~ん、重かったなあ。量的にも質的にも。なにせ、2段512ページの大作だもの。SFとしては、「ブラッドベリ」ファンはうなってしまうのかもしれないけど、僕はあまり化学は好きじゃないもので・・・。それに、場 ウ~ん、重かったなあ。量的にも質的にも。なにせ、2段512ページの大作だもの。SFとしては、「ブラッドベリ」ファンはうなってしまうのかもしれないけど、僕はあまり化学は好きじゃないもので・・・。それに、場面と時があまりにもめまぐるしく入れ替わるので、理解しながら読み進めるのに一苦労。子どもから大人への成長を人類の進化と対比しつつ、社会の発展というものをアンチテーゼとした、壮大なSF小説に挑戦した早瀬さんの意気込みは伝わってくるんだけどなぁ。でもこの物語のキイになっている「ロータス」の発想には脱帽もの! …続きを読む
    kishikan
    2011年08月27日
    13人がナイス!しています
  • 50年前と現在、二つの時代の少年たちを結ぶロータスという謎の存在。時代性などを絡めながら、一方で、子供たちの純粋さ、悩み……そういうものを感じた。鍵となるロータス、という物質の使い方が絶妙で、そこでしっ 50年前と現在、二つの時代の少年たちを結ぶロータスという謎の存在。時代性などを絡めながら、一方で、子供たちの純粋さ、悩み……そういうものを感じた。鍵となるロータス、という物質の使い方が絶妙で、そこでしっかりとひきつけられた。ただ、さすがに、分量が多く、時代が交錯したりするので簡単に入りづらいのが欠点か。もう少しスッキリとまとめてくれれば、より読みやすかったかも、と思う。 …続きを読む
    たこやき
    2011年09月03日
    10人がナイス!しています

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