壊れた少女を拾ったので

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2007年11月22日
判型:
文庫判
ページ数:
240
ISBN:
9784043838028
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壊れた少女を拾ったので

  • 著者 遠藤 徹
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2007年11月22日
判型:
文庫判
ページ数:
240
ISBN:
9784043838028

加虐と被虐、背徳と悦楽……「姉飼」の著者が放つ異形のカルトホラー!

ほおら、みぃつけた――。死体の山の中、わたくしはひとりの美しい少女と出会いました。もっともっと美しくするため、わたくしはノコギリをふるう。カルトホラーの奇才がおくる、恐懼の短編集! ほおら、みぃつけた――。死体の山の中、わたくしはひとりの美しい少女と出会いました。もっともっと美しくするため、わたくしはノコギリをふるう。カルトホラーの奇才がおくる、恐懼の短編集!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「壊れた少女を拾ったので」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • ホラーと言っても様々な怖さがある。例えば、幽霊や人間の残虐性などといったものだ。遠藤徹の作品は従来の怖さといったものではない。それは、先行きが見えず物語がどのように終着するのか不透明なことからくる怖さ ホラーと言っても様々な怖さがある。例えば、幽霊や人間の残虐性などといったものだ。遠藤徹の作品は従来の怖さといったものではない。それは、先行きが見えず物語がどのように終着するのか不透明なことからくる怖さである。また、彼の作品は、設定がめちゃくちゃである。しかし、なぜだが知らぬうちにその設定を受け入れてしまう。これは、その設定があたかも普通かのごとく淡々と文章が書かれているからである。 …続きを読む
    てち
    2021年05月26日
    130人がナイス!しています
  • 前作「姉飼」同様、不条理が当たり前に存在する著者独特の世界。先が見えない不安を煽る文章とストーリー。それだからこそ「姉飼」から続く短編の中にあって、今作収録の、家電と人との愛を描いた「カデンツァ」、人類終焉 前作「姉飼」同様、不条理が当たり前に存在する著者独特の世界。先が見えない不安を煽る文章とストーリー。それだからこそ「姉飼」から続く短編の中にあって、今作収録の、家電と人との愛を描いた「カデンツァ」、人類終焉の情景を切り取った「桃色遊戯」の2編が深く心に沁みてしまう。 …続きを読む
    Bugsy Malone
    2017年02月05日
    70人がナイス!しています
  • 短編集。五つの作品が収められているが、どれも読んでいるうちに頭おかしくなりそうでとても良し。特に印象深いのは冒頭の「弁頭屋」と「赤ヒ月」で、どれも一文を境に世界が変わるのが特徴。後者はそれが冒頭にある 短編集。五つの作品が収められているが、どれも読んでいるうちに頭おかしくなりそうでとても良し。特に印象深いのは冒頭の「弁頭屋」と「赤ヒ月」で、どれも一文を境に世界が変わるのが特徴。後者はそれが冒頭にあるけど。あと「カデンツァ」は読み始めると題名の意味に噴き出しそうになる一品。筒井康隆かよ。「桃色遊戯」の他には類を見ない終末も特徴的だし。どれもグロと不条理に満ち満ちていて、『姉飼』にあった著者独特の世界観を存分に楽しむ事が出来る。とあれ五つの話それぞれに違った地獄が描かれていて、とても印象に残った一冊でした。 …続きを読む
    HANA
    2025年03月24日
    57人がナイス!しています

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