- 著者 加藤 幸子
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2007年09月22日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 208
- ISBN:
- 9784043851010
池辺の棲家
- 著者 加藤 幸子
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2007年09月22日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 208
- ISBN:
- 9784043851010
腐葉土に埋もれて死んでみたい。池辺に暮らす女の幸せ。
渡り鳥が飛び交う池辺に一人暮らす千亜子はヒューマンで偽善的な夫や娘や友よりもカラスと心が通じている。自然の中で生き抜こうとする黄昏の日々の美しい残酷さをラジカルに静かに描いた傑作小説。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「池辺の棲家」感想・レビュー
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芥川賞作家加藤幸子さんの2003年の作品。あまり話題にならなかったようだけどこれは傑作だと思う。池のほとりに住む初老の女性の翻訳家が主人公。自然と同化してゆったりと生きる主人公の生き方が魅力的。自分の枠の …続きを読む2013年11月03日76人がナイス!しています
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これは驚き。芥川賞作家だが1983年受賞と古く、寡作の為か知らなかったが、鳥つながりで巡り合った幸運に感謝したい。私の目下の関心事である鳥が31種類も出てきて大満足なのだが、文学として鳥抜きで感動的なのだ。 …続きを読む2015年02月27日45人がナイス!しています
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加藤幸子、恐るべし。夫が母の介護をするため別居をすることになった女性の日常が描かれる作品なのだが、世界の見え方、描き方が尋常じゃない。クロウと呼ばれる鴉との交流(会話もする)が挟まれることも独特だが、 …続きを読む2015年08月12日13人がナイス!しています